盛岡食いしん爺日記
<音楽が流れます、音量に注意してください。>
親愛なるルハン君、誕生日だね、おめでとう!
11月8日で10才。
忙しい日々が続き、疲れはてた時。
鬱々と眠れない夜。
気がつけば、君は、そばにいてくれる。
寝顔を見ていると、嫌なことなど忘れてしまう。
そして、自分が優しい人になった気にさせてくれる。
君は新幹線に乗り、やって来た。
抱っこするのは、片手で十分だった。
家に来るなり、
ジャンプしたり、
あちこち走ったり。
どんどん食べては遊ぶ。
疲れ果てて眠る。
ケージを使わなくなっても時々入っていた。
時は流れ、
新しい物を見つけるたび、匂いを嗅いだり、触ってみたり。
ひとり留守番させて、
急いで帰ってくると、テーブルの上の物はみんな落ちていた。
ゴミ箱も遊び場に。
何年か経っても雪の日は、じっと外を見ていた。
慣れないお出かけは、ビックリしてたね。
4,5才の頃は、やんちゃ盛り。
夜も大運動会。
だんだん冬は寝坊するようになってきた。
ベッドからなかなか出てこない。
夏はエアコンの風を探してゴロリ。
猫たちは、もっと勝手気ままで自由だと思っていた。
それぞれ個性があると思うが、
ルハン君は、年に一度ぐらいしかシャーをしない。
朝は起こしにくる。
尻尾を太くして威嚇することもほとんどない。
自在に尻尾を振り、朝と夜はすりすり。
何かを食べていると催促。
こんなに一緒にいてくれるとは思わなかった。
キャットタワーのてっぺんもお気に入り。
テーブルのエアコンの近くの席はルハン席。
テレビばかり見ていると、画面の前に座り、
邪魔したり、高い所に上がったり。
だんだん大人っぽくなってきた。
それでも夜と朝はグルグル喉を鳴らして甘える。
初めて見るものには相変わらず興味津々。
足だけれど、私は手と呼んでいる。
時々、何を見て、何を考えているのだろうと思う。
腹ばいになると、もふもふに触ってしまう。
今では、足を揃えて立つ姿や後ろ姿に貫禄も。
ある日撮った写真にカメラを構える私が映っていた。
ちゃんと見ているんだ。
この後、カメラが嫌いなのですぐ走って行った。
今、パソコンの机のそばで、
座り心地のいい椅子を占領し、眠っている。
「これからも、よろしく」と耳の辺りを撫でた。
一つひとつの表情を見ているだけで癒される。
日々の暮らしを同じ空間で過ごす家族だ。
ただ、気になるのは、生きる速さだ。
どんどん私に追いついてくる。
仕方のない事だが、一日を悔いなく過ごすしかない。
Starting Over · John Lennon
<音楽が流れます、音量に注意してください>
こっそり部屋でチョコレート。
いただきもので、なんと本になっている。
「ビンテージ ミニブック缶2」と書いてある。
表紙を開ける。
お洒落な包み紙にチョコレート。
エスプレッソコーヒー、カプチーノ、クレミノピスタチオと
クレミノエクストラダークの4種類。
美味しい~
あら、テーブルの下にいた。
チョコレートは、猫に禁物。
急いで本を閉じた。
これからも、日々の暮らしを楽しもう。
さて、プレゼントを買いに行こう。