盛岡食いしん爺日記
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魚が食べたくなった。
時間は7時を過ぎている。
昔は定食屋があちこちにあった。
学生時代、住んでいたアパートは東京の渋谷区。
初台から歩いて10数分。
新宿へはバスか徒歩、歩いても20分ほど。
焼き魚定食、トンカツ定食、野菜炒め定食と
どんぶりのご飯に味噌汁、ポテトサラダものっていた。
そんな事を想いながら、車に乗った。
時計は7時15分。
回転鮨の清次郎へ向かった。
7時半過ぎに津志田の清次郎に着いた。
Blue Christmas · Grover Washington, Jr.
席につくと、まずお茶と醤油を小皿に。
スタッフが来て今日の汁物を説明。
アラ汁が完売の様で、海藻の味噌汁を選んだ。
ほどなくテーブルに。
自家製のガリが美味しい。
さて、味噌汁を飲みながら本日のおすすめを手にとる。
壁の大きな掲示板も見る。
白子も始まった様だ。
始めに白身魚の三種。
どんこは味噌も。
紋甲(モンゴウ)イカがあった。
やわらかく甘味がある。
一貫は大葉、もう一つは生姜。
ちょっと贅沢して帆立。
レモンを少し絞ると、艶々が引き立つ。
ヒモ付きだ。
歯にあたると、割れる感じ。
噛めば甘味。
ヒモの食感も嬉しい。
次は、牡蠣フライ。
たっぷりレモンを絞る。
いよいよ牡蠣の季節。
揚げたてのサクサク、中はジュシーで牡蠣の旨味。
美味しい~
塩辛の軍艦。
塩辛が好きになったのは、中年になってから。
これは大人の味なんだろう。
茶碗蒸しは穴子に。
どうやら最後だった様だ。
隣の人たちが頼んだら完売。
ちょっと申し訳ない気持ちと、得した気分。
光物は小肌。
若い頃は光物は避けていた。
食べ始めて十年ほど。
ある店で美味しさを知った。
清次郎の小肌も美味しい。
流石に老舗魚屋が営むだけのことがある。
〆はお茶を飲みながら自家製の干瓢巻。
栃木産の干瓢を使った巻物が出ていた。
適度に甘じょっぱく仕上げられた干瓢を包む鮨飯と海苔。
いいバランス。
若い頃は、うず高く皿を重ねた。
マグロやカツオなどが多かった。
今とだいぶチョイスが違っていた。
塩辛や小肌などに旬の味を好む。
好きなものを好きなだけ食べられる回転鮨は、いい。
あ~今日もご馳走様でした。