盛岡食いしん爺日記
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十三日町の古民家をリノベーション。
それでトミカ。
もう7、8年になるだろうか。
盛岡の肴町商店街の南。
旧町名「十三日町」。
よくある様に市の日が名前になったのだろう。
築130年の古民家が生まれ変わった。
飲食やフリースペースなどが入る。
その1階にあるepicerie citron(エピスリーシトロン)。
Bob James - Feel Like Making Love / Night Crawler
引き戸を開けてオーナーの笑顔に迎えられる。
「このリンゴは?」
育つ段階で、選別される物をオブジェとして使っていた。
「だってもったいないもの」
一緒の方と深く頷いた。
まず、何を食べるかを選ぶ。
マロンのシフォンケーキも美味しそうだ。
時々、総菜のコーナーの方にも目がいく。
美味しそうなのだ。
いやいや、仕事終わりに一緒の方へのお礼のひと息時間。
まずは選ぼう。
アップルパイと決めて来たのにあれこれ迷ったが初志貫徹!
積まれていた。
一緒の方は、紅茶とやはりアップルパイ。
昨年、訪れた時、
スコーンを食べていると、厨房からいい匂い。
焼きたてのアップルパイがショーケースに。
気がつけば立ち上がって追加注文。
今日もいい匂い。
パイに包まれたりんごの爽やかな酸味とバター。
見事に一つにまとまっている。
1個では気がすまない美味しさなんだなぁ~
飲み物はノンアルのモヒート。
ノンアルとは嬉しい。
ミントがびっしり。
モヒートとはスペイン語らしいが本来はラムベース。
特に理由などなく、言葉の響きが好きだ。
そろそろ、メニューからはなくなる。
夏の終わりにモヒート。
爽やかだ。
ひと口ごとに夏が消えていく。
待ち遠しかった春は、あっという間に夏の陽射しに変わった。
運転していると、黒のジーンズが痛いほどだった。
長い夏にうんざりしていたのはついこの間。
あんなに涼しかった車のエアコンの25度は、温かく優しい風に。
帰りにスコーンや栗のシフォンケーキにもちろんアップルパイを買った。
秋の夜長に、本とアップルパイ。
今宵は、ちょっとした贅沢時間を楽しもう。
読みかけの「女王さまの夜食カフェ」にしよう。