盛岡食いしん爺日記
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ある日の夕方、出かけようとすると、
机の下に入って出てこないルハン君。
昼の暑さも和らいでくると元気に走り回る。
寒い日、猛暑の日にはよく眠る。
季節に合わせた過ごし方を彼から学んでいる。
さて、外出のルーティン。
手を振りバイバイしてパチクリを待つ。
その日は、なかなか返してくれない。
見ていると、猫たちの一日は日毎に違う。
人間と変わらない。
なんとか粘ってパチクリを2度もらった。
Pretty World · Sergio Mendes & Brasil '66
バドミントンしに体育館に。
アップをとりながら走ってみようと思った。
数歩で心が萎えた。
なんだか膝も腰もバラバラになってしまいそうだ。
ペースを落としてゆっくり館内を一周。
床から足が離れない~
ルハン君の様には・・・(笑)
練習を終え、夕飯の前にホームセンターに。
ちよっと買い物。
歩きながら腕を撫でると、冷たくなっていた。
半袖のポロシャツは、後2週間もすれば押し入れの中だなあ~
そうそう、さっと食べて帰ろう。
青山町の岩手県営体育館の隣にある丸亀製麺盛岡へ。
急ぐ時にはありがたい。
並んでいると、後ろから声。
「あれ、千葉さん」
以前一緒に働いた後輩。
後ろには素敵な女性が立っていた。
「久し振り、元気そうだね」
「ボチボチです」と笑う。
お盆と取り皿をカウンターにのせ、
引きずるようにして先へ進む。
注文したできたてのうどんがお盆にのせられる。
自分で入れるネギはたっぷり。
席につくとほどなく彼が来た。
「あれ、一緒の人は、いいの?」
「えっ、オレひとりですよ」
笑うしかない。
後輩のうどん。
爽やかなビジュアル!
彼の取り皿は2枚。稲荷ずしやたっぷりの天ぷら。
どれも美味しそう。
食べる勢いが違う。
私は牛すき釜玉うどん。
ここは受け取ると直ぐ会計なので食べ方を聞いた。
「そのまま食べてみて物足りなければ、
席に置いてある出汁醤油をかけてください」と言われた。
黄身を箸で割り、混ぜる。
濃い目の味付けの肉は、とてもまろやかになって美味しい。
うどんのコシは申し分ない。
丸亀製麺のうどんが好きなのは美味しさだけではない。
タッチパネルもなく、うどんの量を聞かれたり、
食べ方を聞いたり。
スタッフは忙しそうだが、ちゃんと説明してくれる。
意外にアナログなのだ。
膳を下げる時、自然に「ご馳走様!」と声をかける。
ハムカツを食べていると、
「美味しそうですね」
と言うなり、彼は立ち上がってカウンターの方へ。
ハムカツを持って戻ってきた。
もくもくと食べている働き盛りの40代。
彼は、あっという間に食べ終え、
「また、飲み会しましょう、お先します。」
と言い残し出て行った。
逞しくなった背中を見て思った。
きっと近いうちに連絡が来るだろう。
家に帰り、ルハン君へのお土産を出した途端に猛ダッシュで来る。
当分の間のお気に入りになるだろう。
熊よけの鈴を買ってきた。
翌朝、テレビを見ていると、
フィンランドやスウェーデンでは学校の授業でデジタル化から、
紙の教科書に戻り始めていると放映していた。
集中力が落ちるらしい。
日本では、学校にパソコンやタブレットの普及を進めているという。
デジタル化が遅れていると言われているが・・・
ルハン君と遊びながら色々と想う夜。