盛岡食いしん爺日記
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何事もほどとぼにと思ってはいるが、
時間に余裕ができてくると、火曜、木曜の午後、土曜日の夕方とバドミントン。
朝、起きるとよろよろとバイデン大統領。
今朝のニュースではトランプ候補が撃たれ耳の辺りが赤い。
やはり銃規制を考えたら、トランプさん。
などと寝ぼけ半分。
テレビでは日本人大リーガーの活躍。
もはや大谷さんは、岩手の人じゃない、世界の大谷。
昨日、一緒に体育館にいた人が大谷さんの実家に近い所の出身。
そんな話を聞いてもなんだか、彼は遠い存在。
とにかく怪我をせず頑張って欲しい。
昨日、バドミントンの帰り近くの公園で見た夕陽。
砂漠の太陽の様だった。
前に見たことがあると思うが、
いつだったか分からない。
沈むまで見ていた。
一昨日は月を見ていた。
何日か前には岩山の展望台からの盛岡の街を見ていた。
暮れていく街。
棚引く低い雲。
時間を気にせず眺めていた。
Wish You Were Here · Bee Gees
先日、カレーを食べに行こうと誘われた。
「どこへ?」
「チャルテンだよ」
夕方、丁度近くに用事があった。
青海波模様の路とチャルテンの店構え。
いい感じだ。
店の前に置かれた水槽が新しくなっていた。
十匹近い黒いメダカ。
右に左にキレよく泳ぐ。
見ていて飽きない。
後ろから、
「よぅ!」
と小さく肩を叩かれた。
「さあ、食べよう」
と即される。
メダカに興味はないのかと思ったら、
通るたびに見ているそうだ。
椅子の背あてのてっぺんや釘の後、一つひとつ同じものはない。
どれからも伝わる温もり。
きっと手作りなんだろう。
団扇の涼しげな絵。
夏もカレーはいいと思った。
誘ってくれた人はグリーンカレー。
ライスは粒だち艶々。
カレーに美味しいご飯は大切。
「お先に~」
黙々と食べ始める。
こちらはキーマカレーに温玉。
向かいはスプーンを持ちながらじろりと見る。
「綺麗だなあ~美味しそう」
カレーのお供の福神漬け、らっきょも美味しい。
温玉の黄身を突いた。
とろりと流れ出す。
混ぜて食べ始めた。
「どう?」と聞くのでニンマリして「美味しいよ」と答えた。
「だろうね」と見ている。
思わず吹き出した。
細かく刻まれた色々な野菜。
まだ辛さは初心者だが、温玉がマイルドにしてくれる。
もう一つ段階を上げてもよさそうだ。
スパイシーでマイルドなキーマカレー。
結局、スプーンを止めることなく食べ終えた。
「今度来たら、それにしよう。」
と言っていた。
近いうちに数人の同級生と集まろうということになった。
ここの近くに新しく開店した商業施設「モナカ」を皆で歩くのもいいかもしれない。
会計しながら店の方に聞いてみた。
「この椅子もお手製ですか?」
「はい、主人が作りました。」
「美味しかったです、ご馳走様でした。」
「入口の鉢にメダカの赤ちゃんがいますよ。」
とても小さいメダカが泳いでいた。
彼らにしてみれは、この鉢でも大きな体育館ぐらい広いだろう。
なんだか楽しい食事になった夜。
盛岡市中ノ橋通「カレー工房チャルテン」

























