盛岡食いしん爺日記
<音楽が流れます、音量に注意してください。>
久し振りで服を買った。
東京の学生時代、まだ大都会に慣れない頃は新宿で買い物。
タカキューや三峰で先に値札を見た。
4年生の頃になると、バイト代を持って伊勢丹のメンズ館へ。
スーツやジャケット、トレンチコートも買った。
卒業し、迷ったものの岩手へ帰った。
サラリーマンになっても重宝した。
今日は久し振りのユニクロ。
自動レジになっていた。
昔と違い、分からないと直ぐにスタッフに尋ねる。
東京暮らしが始まって間もない頃、
デパートに下着を買いに行った。
その頃はブリーフと呼んでいた。
LLサイズを3枚買おうとしたら、
店員さんが、私の腰の辺りを見て言った。
「お客様、Lで大丈夫ですよ」
「はぁ・・・」
「大丈夫です」
その自信のある微笑みは、無機質に感じなかった。
Lに変えてレジに持って行ったが、
顔は熱く真っ赤だったに違いない。
買い物の後、そこから近いパン屋「レジュイール」へ。
How Deep Is Your Love - Prague Cello Quartet
<音楽が流れます、音量に注意>
店に近づくとラジオが流れていた。
パラソルから涼しげな音色。
2時過ぎだった。
色々なパンが並ぶ。
いつも4時頃に来ると、ほとんどなくなっている。
こんな光景を見るのは何年ぶりだろう。
お客さんが途切れた隙に写真を撮らせてもらう。
ファインダー越しのパンは、どれも美味しそう。
どれもこれも食べてみたくなる。
オーナーは、奥で小麦と格闘している。
奥さんは、パンを切って詰めたり接客に追われるが、
爽やかな笑顔を絶やすことはない。
これも人気の一つなのだろう。
素敵な夫婦だ。
焼きたてのパンの香り。
姿も魅力的でどれも美味しそうだ。
次々とお客さんが来る。
迷いながらもトレイにのせて会計、
と思ったがもう一つ追加。
店は小さいので数人も入ればパラソルの下で待つ。
その間、ラジオが流れる。
これもオーナー夫婦の心配り。
またお客さん。
挨拶だけして店を出た。
お客さんが続く。
人気の小さなパン屋さん「レジュイール」は、もう13年目。
盛岡市前潟
パン屋「レジュイール」





















