盛岡食いしん爺日記
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密かにトイレで育てているサボテン。
と言っても、置きっぱなし。
春になって突然、真ん中あたりから細い茎が伸びだした。
昨年は人差し指ぐらいまで伸びたが、力尽きた。
2度目は、どうなんだろう。
別の世界を探す様に日毎に伸びる。
先の方が数本に分かれ、膨らみだした。
目を凝らすと、花らしきもの。
数日後、ついに咲いた!
淡いピンク。
先の方が分かれ、花びらに。
いつまでも見ていたかったが、
萎んでしまい、茎も勢いがなくなった。
始まりから2週間ほどのことだった。
北向きの曇りガラスから入る太陽の光は弱々しい。
それでも花を咲かせた。
何かを語りかけている様に見えた。
Killing Me Softly With His Song · Roberta Flack
なぜトイレなのか?
植物にとって怖い天敵がいるのだ。
高い所から縄張りを監視。
隅々まで知り尽くし、新しい物には興味津々。
以前、観葉植物の枝を折った。
隅に隠して置いた苔玉を見つけて転がした。
可愛らしい顔して執拗に探す。
それでサボテンはトイレに隔離した。
今もトイレに入りたがるので要注意。
この春はサボテンの可憐な花が咲き、仕事も一段落。
その日、仕事で一緒だった人を盛岡八幡宮へ誘った。
「縁結美神社」の裏手にひっそりハート形の石。
「知ってました?」
「あれ~もっと早く知ってれば」
二人で笑った。
本殿にお詣りして鯛御籤。
お詣りが終わり、11時半。
盛岡八幡宮の参道は500メートルもの一直線を歩いた。
ランチに行くことにした。
真っすぐな道を中ほどまで歩いた。
隠れ家に行く様な狭く急な階段を上がると、中華料理「SAKURA」がある。
早めに来ないと混んでしまう。
その人は餃子と半チャーハン。
唐揚げをシェア。
オォ~!
一個が子供の握りこぶしほどもある。
カリカリッとした美味しいころも。
勿論、中はジューシー。
鶏の旨味を存分に味わう。
私は、餃子3個と高菜チャーハン。
餃子は味がついている。
たっぷりの餡、焼き加減も好み。
今やサクラの名物の一つ。
メニューに高菜のチャーハンがあり、すぐに決めた。
香りと食感が、もともと美味しいチャーハンをさらに美味しく!
明日も食べてもいいぐらい。
サクラでは本格中華がリーズナブルな価格で食べられる。
ボリュームも言うことなし。
紫波町から八幡町に開店してもう3年目。
コロナの直前や大変な中で始めた店を数軒知っている。
サクラもその一つ。
当時のテレビは、一日中コロナのことばかり。
今では殆ど見ないが、
彼らの胸にはしっかりとあの頃のことが刻まれていると思う。
二人とも満腹で、それぞれへの仕事場へ。
事務所に帰る途中で見た修学旅行生。
盛岡を多くの修学旅行生が訪れる。
思い出を持ち帰り、大人になってまたいつか訪れて欲しい。
さて、仕事場で次の企画でも考えよう。
実はサボテンには続きがある。
その話はまた後で。