盛岡食いしん爺日記

<音楽が流れます、音量に注意してください。>

 

 

西和賀の春。

桜と黄緑の芽吹いたばかりの若葉。

 

 

カタクリを見に行った。

西和賀には安ヶ沢、廻戸(まっと)、大荒沢(おおあらさわ)など、

カタクリの群生地があり、今年も安ヶ沢を訪ねた。

 

 

 

 

薄紫の貴婦人。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カタクリの根は深い。

花が散った後に根を掘り出す。

でんぷんがとれる。

江戸時代、南部藩から幕府への献上品だったカタクリ粉。

旧南部藩には、お抱えの名字帯刀を許された「片栗師」がいた。

多くは花巻の城下で精製されていたという。

だいぶ手間がかかったことだろう。

 

盛岡劇場近くの老舗菓子店「丸基屋」。

南部藩に因んだ双鶴(そうかく)というカタクリ粉で作る和菓子がある。

勿論、今はカタクリからとるわけではない。

 

 

 

Enya - Caribbean Blue

 

 

群生するカタクリを見た後、「西わらび餅」を買いに行った。

「お菓子処 たかはし」へ。

 

 

 

 

 

 

 

 

入るや否や奥さんの笑顔が迎えてくれる。

 

 

2019年の夏のこと

たまたま西和賀町の湯本温泉街を通り抜けると鹿(しし)踊り。

勇壮な姿にしばらく見とれていた。

旧盆の頃で、とても暑い日だった。

スマホで写真を撮り、フェイスブックに載せた。

すると、繋がっていた高橋さんからコメント。

あの日、あの時、笛を吹いていたそうで、

「今度来たら寄ってください!近くで菓子店をやってます」

と書いてあった。

そして「お菓子処たかはし」と西わらび餅を知った。

あれから毎年、新緑と紅葉の頃に訪れる。

 

 

早いもので、もう5年。

西わらび餅は、西和賀のわらびの根からとる本わらび粉を使う。

やわらかく、ほんのりと口に残る甘味。

貴重で品があり、贅沢なお菓子だ。

そして、抹茶たっぷりのフィナンシェ。

 

 

 

 

 

 

今ではお子さんたちも社会人。

娘さんは、テレビ局で活躍している。

次々とお客さん。

ちょっと話して「また来ます」と告げた。

 

 

西和賀特産のわらびは、「西わらび」と呼ばれ、

アクが少なく粘り気が強いのが特徴。

晩秋に根を掘り出し、寒い冬に何度も精製を繰り返し、

1キロを作るのに20キロも必要らしい。

貴重なわらび粉100%で作る「わらび餅」。

ここ以外に、およね饅頭で知られる「工藤菓子店」と

「団平」さんの3店で製造販売している。

楽しみを車に乗せ西和賀巡りを続けた。

 

工藤菓子店

 

 

わらび餅かふぇ団平

 

 

 

 

花巻で夕飯を食べ家に着いたのは8時半を過ぎていた。

新しい西わらび餅も買ってきた。

プレミアムビターと書いてある。

これはすぐ箱を開けずにはいられない。

 

 

これはいい、とっても美味しい!

ココアたっぷりでほろ苦さの後にくるほんのりとした甘味。

西わらび餅も進化している。

 

 

 

 

フィナンシェも美味しい。

あれれ、ほとんど食べてしまった。

 

 

食べながらブログを見返した。

2022年のゴールデンウイークに行った西和賀。

この時の1枚の写真が気に入っている。

 

 

一日では足りない西和賀巡り。

B&B ゲストハウスKatasumi (カタスミ)に泊まって

ゆっくり見て回りたい。

今年の目標の一つにしよう。

 

 

 

 

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