盛岡食いしん爺日記

<音楽が流れます、音量に注意してください。>

 

 

花巻市は、私が思春期を過ごした街。

並べるのはおこがましいが、

童話作家で有名な宮沢賢治が生まれ育った街。

 

花巻で仕事や用を足した時、

夕飯の時間になると足が向く。

レストラン「ポパイ」。

 

 

 

 

"SADAO WATANABE 渡辺貞夫 BOP NIGHT 2021" BLUE NOTE T

<音楽が流れます、音量に注意>

 

花巻のブランド「白金豚」で知られる高源精麦の直営店。

アンテナショップ的なレストラン。

とはいっても昭和58年の開店で40年を超える。

初めて訪れたのは、いつだっただろう。

はっきり覚えていない。

盛岡から来て「ポパイ」をなかなか見つけられなかった。

ナビが一般的ではない頃だ。

どこからか手に入れた地図を頼りに探した。

分かりやすい場所なのに、

一本道を間違え何度も別の南の道を行き来したことは覚えている。

その時、一緒の人が花巻に美味しいハンバーグの店がある。

せっかく花巻に来たからには食べてみたい。

ようやく場所が分かって拍子抜けした。

高く目立つ看板、広い駐車場。

その時は2階で、スイーツも食べた記憶がある。

 

 

 

 

 

 

「白金豚」の名前は宮沢賢治さんと関係あるらしい。

「フランドン農学校の豚」に大地の恵みを受け育つ豚肉を

「触媒だ。白金と同じだ」とい言う一節がある。

冒頭が消失しており、そこがとても興味深い作品だ。

一度、読んだことがあるが、

食物連鎖の頂点立つ人は、

命をいただく感謝の心を忘れてはならないと思ったものだ。

後でまたじっくりと読んでみたい作品だ。

 

高源精麦では、奥羽山脈の水やコメなど地元の恵みをふんだんに与えて育む。

とても甘い脂が特徴だ。

 

ポパイには会報がテーブルに置かれ、

スタッフが書いている。

これを読むのも楽しみの一つ。

その日もメニューを見ては悩む。

いつもあれこれと食べたくなる。

 

 

その夜、私は「スパバーグ」。

トッピングにソーセージ。

今宵はブルートにした。

300グラムのハンバーク!

因みにここでは普通サイズをポパイという。

 

 

醤油ベースのソースで食べるハンバーグ。

ナポリタンもたっぷり。

ソーセージの甘い脂を噛みしめる。

ナポリタンも実に美味しい。

満足のブルートサイズ。

 

 

ナポリタンには粉チーズ。

学生時代、喫茶店でよく食べた。

勿論、チーズはたくさんのせたっけ。

 

 

 

 

一緒の方は、パンとセットのハンバーグにトッピングはたつぷりのチーズ。

ポパイのパンが好きだと言う。

 

 

 

 

 

 

とろけるチーズと白金豚の甘味。

美味しさが眼から入ってくる。

 

 

隣で大きなハンバーグをどんどん食べる若い二人。

どちらも二十代前半の男性。

勢いが違う。

花巻で暮らす方と食べっぷりを見ていた。

どんどん胃袋に収まっていく。

「昔は、あんなもんだったよね」と笑うので、

「いくら食べてもすぐお腹がすく時代だったよね」と言った。

「食後のスイーツは?」と聞くと、

「今度にしよう」とかえってきた。

 

昔々、人気だった「ポパイ」。

オリーブをブルートと争う。

危うくなると、ポパイが缶詰のほうれん草を呑み込む。

するとすぐに両腕の力こぶがボーン。

こんなことを知っているだろうか?

そして命をいただくことに感謝した花巻の夜。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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