盛岡食いしん爺日記

<音楽が流れます、音量に注意してください。>

 

穀雨の頃。

二十四節季は、立春、啓蟄や夏至、冬至などしか知らないが、

穀雨は、その名の美味しい料理店があるので知っている。

季節の変わり目は、節分、彼岸、土用や八十八夜など雑節もある。

 

日本の四季は細やかに移ろうはずなのに、

今年は3月下旬に雪が積もり、

4月になったら夏模様。

北国の春は梅から始まり、

徐々に桜やこぶしと花が咲いた。

季節感が狂う。

このまま夏と冬だけになったらどうしよう。

 

 

盛岡は葉桜。

早起きして逃げるような今年の春を追いかけた。

ある人を誘ってみた。

すると同じく、花見もしていないという。

昨日、出かけようかと思ったら黄砂が酷く、家にいたそうだ。

電話の最後に「タオルを持ってきて」

「えっ?」

「じゃ迎えに行くから」と電話をきった。

 

助手席に乗せて向かったのは雫石町の雫石川園地。

 

 

 

 

満開!

雫石川園地では、水辺の風景を背景に緑と桜。

下りて見上げれば青空と桜。

堤防の道に沿って歩けば、ふれられるほど間近で見られる。

二列に長くカーブして続く桜。

素晴らしい桜の景勝地。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

午前中でも人は多い。

 

 

ゆっくり歩いて花見。

 

 

 

Harry Nilsson - Without You

 

花見の後は鶯宿温泉「川長」さんへ。

 

 

 

今朝の新聞の一面に載っていたここのカタクリの花。

もう今週で見頃も終わるそうだ。

ロビーで山に入りますと伝え、早速見に行った。

 

 

 

 

例年より木々の枝の芽吹きも早い。

 

 

歩いて数分。

咲いていた薄紫の貴婦人。

一輪ごと、花びらの向きが違う。

 

 

うつむき加減の花。

しゃがみ込んで、語りかけたくなる。

 

 

色々な花や実もなっている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれ?

ころんと栃の実が落ちていた。

 

 

 

 

 

 

カタクリの群生を見た後は温泉。

一緒の人が「そういうことか」と笑う。

宿の人に聞いてみた。

「誰もいなかったら撮ってもいいですか?」

「今だと、誰もいないので、どうぞ」

11時を過ぎたばかり。

ここの日帰り入浴が始まったばかり。

 

 

 

 

 

 

北投石のお湯で疲れをとり、

露天風呂では頬に風を感じた。

 

 

ゆっくり内湯に。

やわらかい湯で肌に優しい。

 

 

 

 

 

 

 

 

風呂から上がり、宿の方に

「いい湯でしたし、カタクリも間に合いました。」と言うと、

「かなり今年は早いです。」

今度は予約してランチを食べに来よう。

 

 

 

 

 

 

 

 

鶯宿温泉から小岩井の方へ。

 

 

 

 

雫石町には沢山の蕎麦屋がある。

知っているだけで、

しんざん、極楽乃、はな野、玄武洞茶屋、しずく庵、山重など。

蕎麦がよく育つのだろうか?

今日は人気のそば処「久保田」さんへ。

 

 

 

 

 

 

店の中から岩手山が見える。

 

 

もりそばと天婦羅。

そばの風味が強く、コシの強い蕎麦だ。

天婦羅も美味しい。

 

 

 

 

一緒の人は、彩々鶏せいろ蕎麦。

「鶏が美味しい!」

くさみもなく、いい具合のやわらかさだと言う。

「こんなそばが好きだ」と俯き加減で黙々と食べている。

 

 

 

 

 

 

帰り道に小岩井の一本桜を見た。

多くの人がカメラを向けていた。

 

 

 

 

海外の人は、逞しい。

レンタルの自転車で走り回っていた。

 

 

誘った人を送り届けて午後1時半。

お腹も心も満腹だと言っていた。

昼寝をすすめておいた。

笑って頷いていた。

事務所についてパソコンを開く。

心地よい温泉の温もりが残っている。

ごろごろしたいが、今日中の仕事がある。

濃いめの珈琲を淹れた金曜の午後。

 

 

 

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