盛岡食いしん爺日記
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北国の街、盛岡の桜。
あっという間に咲いて満開、
かと思えばはらはらと散りだした。
東京からは、葉桜の便り。
こんなに、さほど時間差がない春は記憶にない。
若葉茂れる隣に桜。
街は輝いて眩しい。
盛岡駅からほど近い北上川に架かる開運橋。
袂に咲く水仙とチューリップ。
川面は、きらきら。
散歩しながら、
トレーナーを脱いだ。
ひと月も早い夏日の到来。
若い人たちは、当たり前のように半袖姿。
けれども私は、
長袖のトレーナーの下も長袖のシャツ。
Save The Last Dance For Me · The Drifters
家に帰ってひと休み。
窓を開けると、暖まった空気が入ってきた。
幼い頃から社会人になっても春は、迷い悩む季節だった。
辺りの環境が変わり、五月病。
それが、忙しさに追われ何処かに隠れていた。
3月下旬から、ゆとりの日々が始まった。
毎週、バドミントンと温泉の合間に少し仕事。
4月も半ば、どうもやる気がでない。
ふいに、ピンポーン!
宅急便。
愛する猫君も目を覚ます。
荷物を開け、テーブルに。
ルハン君も落ち着きがない。
なんと、東京からの贈り物に岩手の奥州ポテト。
このお菓子は「盛岡・花巻おみやげ手帳」という雑誌に掲載した。
盛岡や花巻の人たちに一押しのお土産を選んでもらった。
奥州ポテトは、クリーミーで子どもから大人まで楽しめる。
あの頃は、忙しかったなぁ~
五月病にかかっている暇などなかった。
あおねこの紅茶を淹れた。
一冊の本も入っていた。
「拾い猫のモチャ」のにごたろさんの描き下ろし限定カバー」
直木賞作家の万城目学さんの「かのこちゃんとマドレーヌ夫人」
可愛らしい女の子が猫ちゃんを抱っこ。
傍らにワンちゃん。
紅茶と欧州ポテトをいただきながら、
本を読んでみよう。
テーブルの上のものを確かめ、
どこへ行ったのだろうルハン君。
あちこち歩いていたが、
とうとう爆睡。
これからは、こういう時間を大切にしたい。
と思った春の日。