盛岡食いしん爺日記

<音楽が流れます、音量に注意>

 

 

一週間前は網張の「ありね山荘」の湯。

日曜日は、鶯宿温泉の「川長」。

ここ3週間、温泉に通う。

なんだかいい暮らし。

鶯宿に向かう途中、雫石川園地に寄ってみた。

 

 

 

 

今年は早いだろうと思ってはいたが、

やはり色づき始めていた。

近寄ると、咲き始めている花も。

 

 

す~っと大地を駆ける秋田新幹線「こまち」。

 

 

 

足元に顔を出していた土筆。

挨拶しているみたいだ。

 

 

 

 

近くにちょっと変わった土筆。

しゃがみ込む。

伸びだしたばかりで竹の子の様だ

慌てて出てきた土筆たちも大変だ。

 

 

2,3日もすれば若葉と桜で綺麗だろう。

 

 

 

 

 

「川長」に到着。

辺りには花が咲いていた。

 

 

 

 

 

 

バドミントンで使い果たしたエネルギーが充電される。

脈々と湧く温泉、お湯の流れる音。

週に3度の温泉は贅沢だ。

頑張ってきたここ数年を想えば、まあいいだろう。

風呂上り、カウンターにいた女将さんと話した。

「今年のカタクリは早そうですね。」

「もう咲いてました、あと一週間ぐらいが見頃です。」

とんでもなく早い。

川長の裏の山の斜面が紫になる。

一輪ごと風に向かうように咲く。

それは綺麗なのだ。

 

 

The Last Waltz  Engelbert Humperdinck

 

 

 

夕暮れの道を盛岡へ。

 

岩手山の写真を撮りたくなった。

 

 

 

 

山頂の鷲は、今にも飛んで行ってしまいそうだ。

今まで何度、見てきた光景だろう。

そしてあと何度見るのだろう。

今年は、梅も桜も満開、水仙もこぶしも咲き、

路地を歩くと木蓮の香り、百花繚乱だ。

春に咲く花の順番を楽しむ時間がない。

みんな慌てて一気に花びらを太陽に向けて広げている。

そして街は眩しい。

 

岩手山の山頂の羽を広げたような鷲の姿。

毎年4月上旬に姿を現す雪形。

昔は、春の農作業を始める目安にしていた。

それで岩鷲(がんじゅ)山とも呼ばれる。

 

材木町のまち歩きをしていた時、

案内のガイドさんが岩鷲山の読み方を話した。

盛岡の人は「がんじゅ山」と呼ぶが、

「がんじゅうざん」と呼ぶ人はいませんか?

と10人ぐらいの人たちに投げかけた。

するとガイドさんはじめ3人が手を挙げた。

背の高い私も手を突き上げた。

3人は同窓だった。

高校の校歌で「がんじゅうざん」と歌った。


 

夜になっても風は温い。

トレーナーを脱いで盛岡の駅の中を歩いた。

トラベルバッグのガラガラの音や聞きなれない言葉。

国内、海外の観光客で賑わっていた。

 

 

 

 

咲く花をたくさん見てきた日の締めくくりは、

盛岡駅の立ち食いそば屋「そばの花」へ。

 

 

 

 

 

 

紅生姜のかき揚げそば。

 

 

それにコロッケをトッピング。

 

 

紅生姜がたっぷりで、風味豊かな天ぷら。

汁に溶け出す前にコロッケを食べる。

カリッと上がっていて中はジャガイモがたっぷり。

盛岡の老舗そば屋東家の店だけあってそばも美味しい。

後味もさっぱり。

 

 

学生時代、新宿から小田急線。

そばつゆの匂いに誘われ、

構内でよく食べた。

ネクタイ族と肩を並べると、少し大人になった気がした。

混む電車に乗り込み、

吊革のぶら下がるアルミ製の棒を掴む。

そうして立っていると、

隣によく背が高い女性が寄ってきた。

ヒールのせいで、185センチの目線とさほど変わらない方もいた。

同じリズムで揺られながら、

「このまま何処までも停まらなくてもいいかな」

なんて思ったこともあった。

あの頃、自分が蕎麦好きで、

温泉で癒される暮らしが好きになるとは、思ってもみなかった。

なんとなく長く生きてきた気がした日。

 

 

 

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