盛岡食いしん爺日記
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４月12日、北国の街盛岡の桜が咲いた。
やはり待ちに待っていた春に心躍る。
しばらく見上げていた。
盛岡八幡宮の梅も満開。
この梅は不思議だ。
どう見ても１本の樹。
なのに紅と白の花が入り混じる。
毎年、どうしてだろうと、思いながら見ている。
街中のまだ背の低い梅も満開。
岩手山の残雪、新緑、次々と咲く花々。
一気に北国の彩度が上がり、鮮やかになる。
ランドセルが大きく見える入学したての一年生が歩いて行った。
今日、ディーラーに行き、タイヤ交換をしてきた。
１時間もしないうちに終わった。
次々と車が出入り。
車を受け取りながら「混んでますね」と言うと、
今年、３月の半ばには暖かくなって交換の問い合わせが多くきたそうだ。
ディーラーでは、もうちょっと待ってみましょうと薦めたらしい。
確かに3月25日に雪が降った。
２週間と少し前のことだ。
Enya - So I Could Find My Way
あの日、朝から仕事をしていた。
あとちょっとで忙しさから抜ける頃だった。
暖かった日から突然の雪。
雪の降る中、傘を持ち盛岡八幡宮向かいの「初駒本店」に行った。
仕事を手伝ってもらっているスタッフと身体を縮めて歩いた。
暖かい店の中に入って、冷たい「板そば」にした。
これがお気に入り。
喉越しがよく、美味しい蕎麦を三種の薬味で食べ、漬物で箸休め。
わんこそば30杯分らしいが、その日も一気に食べてしまった。
雪は降り止まず、
垣根や車の屋根に積もりだしていた。
スタッフは、温かいのがいいと、三陸産アカモクそば。
これも美味しそうだ。
写真を撮らせてもらった後、すぐに黙々と食べ始めた。
あの日、蕎麦湯を飲みながら、
「やっぱり地球がおかしいのだろうか？」と言うと、
「十数年前には４月下旬に雪が降りましたよ。」とかえってきた。
そんな話をして仕事に戻った。
雪の日から２週間と少し。
梅も桜も咲いている。
今は時間に余裕ができた。
今年は、ゆっくり桜や新緑を楽しめそうだ。
弘前、角館の桜も見てみたい。
そして環境のことも少し考えてみよう。
昔は、梅が咲いて一拍おいて桜、またしばらくして林檎の花。
少しずつ間があったはずだ。
それは、私の記憶違いだろうか？
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