盛岡食いしん爺日記
<音楽が流れます、音量に注意してください>
今年の12月でたしか10年。
盛岡劇場向かいにオープンし、隣の松栄館に移転したのが2022年。
今や盛岡の珈琲の名店「いなだ珈琲舎」が開店した頃、
盛岡劇場にお世話になっていた。
それで開店当初から通っている。
始めて飲んだ珈琲はマンデリン。
雑味なく美味しかった。
苦味や酸味を感じないほど絶妙なバランス。
するすると喉をとおっていった。
二度目に訪れた時、おかわりした記憶がある。
Beegie Adair – Misty
いなださんの珈琲は、
主観に頼らず、焙煎のデータをしっかりとりながら客観性も大切にしている。
季節は勿論、その日の気温や時間など細かい所にも気を配る。
始めの頃は、ただ味わい深い珈琲を楽しんでいた。
いい具合の距離感を保ちながらも、
しだいに話が弾むようになり、色々なことを教わった。
高校の同窓であることも知った。
一息入れによったり、
何かを始めようという時に訪れたり、
豆を買いに行ったりしている。
人と合う場所にもいい。
今日は、マンデリンと冬季限定の生チョコレート。
珈琲とのハーモニー。
口の中でとろけていく生チョコはゴールデンウイーク頃までは楽しめる。
店の雰囲気は主人が創る。
椅子に座り、珈琲、スイーツと人との三和音に包まれ、心地良い。
そう言えば音楽を学んできた人だった。
時間は3時過ぎ。
心穏やかになった。
さあ、ゆっくり仕事をしよう。
そんな気になる「いなだ珈琲舎」でのひと時。
実は、この時間が大切なんだよなぁ~
たしか今年で10年。
私も年をとるわけだ・・・