盛岡食いしん爺日記

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45年続いた「六分儀」という喫茶店があった。

昼ご飯を食べた後、文庫本を持ってよく行った。

当時は、シャンソンが流れ壁にはベルナールビュフェ

好きな「サーカスの女」も壁に飾られていた。

オーナーの話では、ある方にシャンソンが似合う店だと言われ、

レコードを買い込んでは店で流した。

閉店した時は心の灯が消えた気がした。

 

ところが東京の「蕪木(かぶき)」という珈琲とチョコレートの店のオーナーが復活させた。

学生時代を盛岡で暮らした人らしく、

六分儀はとても大切な場所だったらしい。

当時のままの雰囲気で店を引き継いだ形だ。

「六分儀」も「羅針盤」も航海の道具。

落ち着いた雰囲気そのままに開店したのが2018年6月。

 

 

 

 

 

As Time Goes By · Henry Mancini · Phil Todd · David Wilson

 

 

盛岡を初めて訪れた人を案内した。

関東から来た人だ。

 

 

 

 

 

 

この辺りは昔、葺手町(ふくで町、ふきで町とも)と言われた街。

老舗の蕎麦屋、紅茶の名店などや蔵を利用したイタリアンの店もある。

とても盛岡らしい一角だ。

訪れた人を必ず案内している。

 

落ち着く雰囲気の中で、初対面でもすぐ打ちとけてしまう。

 

 

 

 

昔のままの壁や木の床。

 

 

連れてきた人はホットチョコレート。

 

 

私はブレンドの中から「オリザ」という珈琲を選んだ。

喉越しが爽やかな感じ。

後味もすっきり。

カップとソーサーもシンプルながら素敵だ。

オリザとホットチョコレートを挟んで盛岡の街のことを話した。

 

 

羅針盤を出た後、その人は街を歩いてみるという。

紺屋町の辺りや盛岡城址近くの桜山界隈に行ってみるそうだ。

「この街をもっと気に入りますよ」と手を振った。

 

 

私は買った焼き菓子を楽しみに事務所へ向かった。

 

 

 

 

 

 

少し仕事をしてひと休み。

アマンドショコラをひと粒。

カリッと口の中で割れ、香ばしい焦がしアーモンド。

盛岡の街でマンションの建築が相次ぎ景観が損なわれるという問題。

そんな中で老舗を引き継いだ話にほっとする。

また一つ粒口にして羅針盤のオーナーの東京の店にも行ってみたい。

そんなことを想った暖かい日の午後。

 

 

 

 

羅針盤

 〒020-0871 岩手県盛岡市中ノ橋通1丁目4−15

 

 

 

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