盛岡食いしん爺日記

<音楽が流れます、音量に注意>

 

 

暖かかった2月。

3月になったら雪が降る日が何度も。

「三寒四温」とはよく言ったもの。

いずれ春は近い。

四百年続くそば屋「橋本屋本店」

何度も訪れているが、

店の中に飾られる花の多さに驚いた。

想えばここ数年、追われる様に仕事をしてきた。

サラリーマン時代から数えれば、ずいぶん長い。

3月に入ってから、

ようやく時間に余裕のある暮らし。

週に2、3回バドミントン。

運動の翌日は温泉通い。

そんな風にして暮らしていると、

気がつかなかった事が見えてきた。

 

 

 

花だけではない。

小上がりの席に設けてある木の一段。

楽に靴を脱ぎ段差を上れる。

胡坐をかいてまずビールを飲む人たちもいる。

新聞を開き一日を確かめる様に喉を潤す。

ねんごろなところで蕎麦を食べる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Olivia Newton-John - Have You Never Been Mellow

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

花の名前がさっぱり分からない。

長い人生で数知れないほど見てきたはず。

ゆっくり眺めていると、

今度出かけた時、

カバンに植物の図鑑でも入れておこうか?

なんて思ったり、

温泉に行く途中、花を見たりするのもいいかな。

ゆとりのない暮らしはビタミンが欠乏しているようなもの。

体調を崩しやすいのかもしれない。

 

一緒の人の親子そばがきた。

 

 

権八とも言われる紅葉おろし。

インパクトがあり、そばをさらに美味しく。

 

 

私はかつ定食。

前にきた時、ある方が食べていたかつ丼。

厚みがあり、しっかり肉を包んで剥がれないころも。

いつか、ここのかつを食べたいと思っていた。

 

一緒の人が、

「千葉さん珍しいですね?」

「ん?」

「そば屋でかつ定食なんて」

「一度、食べたかったんですよ」

「なんか、いい感じですね、400年続くわけだ」

 

 

 

 

小鉢のほかにハムやサラダにキャベツ。

親戚の家に行って食べている様な感じ。

勿論、老舗の味。

 

 

 

 

 

 

ご飯も美味しい。

 

 

花に囲まれて心が和む夕飯になった。

老舗は人の心を掴んで離さない味と店の雰囲気があるのだろう。

そして、それを創るのは人なんだなぁ~

外に出て一緒の人はマフラーを巻いて自転車で帰って行った。

帰り道の風は冷たかったが、

春の丘に一斉に咲く花々、やわらかい風が浮かんだ。

久々に自分の目尻が緩んでいる。

そうそう、ルハン君といる時は、緩みっぱなし。

感謝の心を忘れずにいよう。

 

 

 

岩手県盛岡市本町通1-16-6

橋本屋本店

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

にほんブログ村 グルメブログへにほんブログ村

にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 盛岡情報へにほんブログ村

にほんブログ村 スイーツブログへにほんブログ村

にほんブログ村 グルメブログ 東北食べ歩きへにほんブログ村

美味しいものなんでも大好きグルメなコミュ グルメブログ・テーマ
美味しいものなんでも大好きグルメなコミュ