盛岡食いしん爺日記
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喫茶DAN(ダン)は、もともと数軒先にあった。
移転して3年半ぐらいになるだろうか。
前の店と雰囲気は変わらない。
ドアを開けると、
ほっとする雰囲気に包まれる。
私の記憶の中にあるDANを辿ると、30数年は遡る。
職場が近くでランチに来たり、
早く終わった日は珈琲を飲んだり、
仕事仲間と時々来ていた。
Can't Smile Without You · Barry Manilow
今、無性にビーフンが食べたくなると、足が向く。
小学生の頃、初めて食べた時のと美味しさ。
毎日でも食べたいと思ったが、
食卓にはたまにしか出てこなかった。
母のビーフンは、その時によって具の量が違っていた。
あまり具が多いとがっかりした。
DANのビーフンは具の量がちょうどいい。
麺類は具材と具の量が大切なのかもしれない。
心まで温まる。
飲み物は柚子茶にした。
いい香りだ。
美味しかった~
少し遅めのランチだったが大満足。
家に帰って休憩。
しばらくして運動着に着替えてバドミントン。
帰りに住宅地から近いダムに行ってみた。
陽が沈む。
どんどん空の色が変わる。
今年は少なく見えた岩手山の雪。
それでもたっぷり山肌を覆う。
これから日毎に溶けていく。
車に戻り、スマホを開いた。
ある人の猫が逝ってしまったという。
21年も生き、とても静かな最後だったらしい。
毛布にくるんで窓の外の風をあてると、
鳴き始めた鶯の声が聞こえたそうだ。
帰ったらルハン君と遊ぼう。
何か新しいおもちゃを買っていこうかな。
三寒四温で季節が変わる。
今年は暖かくなったら少し遠出したい。
そんな気になった春も近い、ある日の夕暮れ時。
珈琲 DAN
盛岡市紺屋町7-16