盛岡食いしん爺日記

<音楽が流れます、音量に注意してください。>


 

盛岡から東北自動車道で北へ。

奥羽山脈の中を縫うように走る。

昔の街道は、谷沿いにくねくね曲がった道。

現代の人間の力は、

トンネルや橋で山も谷も突き抜けていく。

2時間近く走り、

山並みを抜けると視界が開け広がる津軽平野。

人々の暮らしを見守る様な岩木山。

弘前を過ぎ、立佞武多(たちねぶた)で知られる五所川原へ。

夏の祭りだが「立佞武多の館」で年中、見ることができる。

この辺りでひと際高い建物だ。

ビルの7、8階はないと立佞武多は収まらない。

 

立佞武多の館から歩いて2,3分の所に和菓子の「葉山」がある。

葉山とだけ書かれた店は、

高級な小料理屋か小さな料亭の品格。

店構えが気になって初めて入った時は、

中に並ぶ和菓子に驚いた。

そして、ほんのりとした甘さの味に心を掴まれた。

和菓子好きにさせてくれた店だ。

それから、毎年夏に訪れ、立佞武多を見て和菓子を買う。

私の恒例の行事。

昨年から、

「千葉さんは夏の菓子しか知らないから送ります。」

とメール。

もう何度も季節を味わった。

 

 

La Belle Dame Sans Regrets · Chris Botti

 

 

できたばかりの本を送ったら、

お礼に春が届いた。

 

 

 

 

 

 

 

「花の舞」と「桜餅」

丁寧に包装され、

品のよい箱を開けたら春。

ほどよい甘さで飽きがこない。

ついつい二つとも食べしまった。

 

 

 

 

「宴の友」

ひょうたんに桜の花。

なんとも粋な菓子。

 

 

「菜の花」

一見シンプルに見えるが、

細かいところまで手が込んでいる。

「葉山」の松橋さんの集中した視線が浮かぶ。

 

 

「野遊び」

一つひとつ見ても楽しい。

これは、あの方に、

あれは、お世話になっている方に、

そんなことも想いながら、

どんどん減っていく(笑)

 

 

「早(さ)わらび」

蓬の緑にわらびが二本。

 

 

箱と一緒に一つひとつ和菓子の名前を書いた紙。

松橋さんの解説を読みながら見比べる。

紅白上用饅頭には、

普段は注文をとらないが、作ったと記されていた。

そして、理由は「お会いした時に話します。」

「ベースが同じでも色や仕上げを変え、

その年の季節を感じて欲しい」とも書いてある。

和菓子を味わうほかに楽しみも詰まっていた。

 

 

届いて二日目には無くなった。

三人の方にも味わってもらった。

「美味しかった。」「仄かな甘さが素敵」などと言っていた。

届けたこちらも嬉しくなる。

津軽、五所川原の「葉山」は、

私を和菓子好きにさせてくれた店。

 

 

 

 

葉山

〒037-0054 青森県五所川原市上平井町98

 

にほんブログ村 グルメブログへにほんブログ村

にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 盛岡情報へにほんブログ村

にほんブログ村 スイーツブログへにほんブログ村

にほんブログ村 グルメブログ 東北食べ歩きへにほんブログ村

美味しいものなんでも大好きグルメなコミュ グルメブログ・テーマ
美味しいものなんでも大好きグルメなコミュ

PVアクセスランキング にほんブログ村