盛岡食いしん爺日記

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アメーバブログを始めたのが2016年。

もう8年。

よく続いたものだ。

子どもの頃は、

親から「飽きやすい、落ち着きがない、内弁慶だ」と言われ、

通信簿には「消極的だ」とよく書いてあった。

小学生の頃、

将来の夢やなりたい職業を書けと言われると凄く困った。

仕方なく適当に書いたものだ。

母が昔の物をよく保存していた。

ガリ版で刷られた文集に紺色のインクで綴られた将来の夢。

茶色くなっていた紙に文字はくっきり。

そこに「サラリーマンになって会社の部長になります。」

夢のない子どもだった。

とりあえず、夢は達成したことになる。(笑)

今、フリーランスとして雑誌の企画、編集などをしている。

自由と思われがちだが、いつが休みなのか分からない。

よく「好きなことをしていいね。」と言われる。

しかし、いい歳をして、まだ何をしたいのかが見えてこない。

ひょんなことから、

ほぼ50年ぶりに繋がった同級生と3度目の長電話。

「千葉君、人生、楽しまなくちゃ、明日はどうなるか分からないのよ。」

なるほど。

久し振りに電話ごしながら「君」と呼ばれると、

盛岡と東京の500キロがぐっと近くなり、

長い年月がぎゅっと縮まる。

 

先週、思春期を過ごした花巻に行った。

用事が済んで外は真っ暗。

花巻に住む友人と夕飯の予定だった。

 

 

Main Title - Born Free · John Barry · Frederic Talgorn · Royal Scottish National Orchestra

 

待合わせの場所は「中華ダイニング チンシュイ」。

昨年の4月にオープン。

 

 

 

 

春巻きに添えられた中華煎餅。

 

 

店の人に名前の由来を聞くと、

チンシュイは、オーナーの清水さんの中国語読みだった。

 

 

清水さん、チンシュイさんは、

盛岡のホテルで働いていたそうだ。

そんな話を聞き、

そのホテルで宴席があると、よく焼きそばを食べたことを思い出した。

五目焼そばを食べたくなった。

 

次は、豚肉と木耳の玉子炒め。

好きな組み合わせ。

 

 

店のコンセプトは地域の中華食堂。

老若男女に愛される店を目指して約1年。

隣のテーブルには、10人ほどがコース料理の様だ。

女性だけで賑やかだ。

ほかのテーブルには家族連れやカップル。

好きな酢豚を食べながら私たちも話が弾む。

 

鎮江(チンコウ)香酢の黒酢酢豚。

 

 

今や超有名になった花巻東高校。

野球部はノートに将来の自分の姿を書くそうだ。

高校生が五十代の頃の自分を夢見る。

その話になった。

私たちの高校は、花巻東ではなくチンシュイのほぼ隣にある。

高校生になっても将来の自分を考えたことはなかったと、2人で笑った。

 

 

五目かた焼きそば。

テーブルが急に狭くなった。

 

 

ボリュームに圧倒されながら、

盛岡のホテルの味を思い出していた。

パリパリの食感が餡に包まれるとしっとりしてくる。

どちらもいい。

 

 

 

 

「美味しかったね」と満腹で幸せな笑顔。

オーナーの願うとおり、

地域の人たちが中華料理を楽しく食べている、

 

店を出てちょっと立ち話。

「オレたちも、せいぜい一日を楽しみますかね」

と言うので「そうだね」と答えた。

将来の夢はないが、毎日を楽しく過ごそうと思った帰り道。

 

 

 

 

 

 

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