今年は、あちこちで新年会。
いつもの暮らしが戻ってきている。
今宵は6時半から、盛岡の和食の名店「割烹 惣門」にて。
おっと6時20分。
あと数分は歩く。
2分前に惣門に到着したものの、
「あっ来た来た、千葉さん来ました!」
「すいません!」
会費を払い、
急いでダウンを脱いで着席。
皆さん待っていた。
電話もしていたらしい。
Atlantic Five Jazz Band - Once I Loved
<音楽が流れます、音量に注意>
司会は、色々と活躍している演出家。
挨拶、乾杯は、県政界で活躍する方、
会社を経営する方など色々な方、20人近くが集う。
楽しみな惣門の料理。
新春をイメージしてくれたようだ。
昨年、ご主人が逝ってしまい、
息子さんが立派に後を継いでいる。
手間をかけた料理に、ある人が言った。
「お父さんの味がする。」
息子さんの料理は、
味は勿論、ビジュアルが素晴らしい。
出された器を見ていると賑やかな周囲を一瞬、忘れてしまう。
丁寧に調理している姿がなんとなく目に浮かぶ。
鍋も美味しい。
前半は食べることに夢中だった。
今宵とは少し違い惣門では、今だけの冬のコース料理がある。
鮟鱇鍋から、小鉢、前菜、お刺身、揚げ物まで、
今度ゆっくり食べに来ようと思った。
話題の半分は、盛岡のイベントなど楽しい話。
そして能登半島の災害、人口減少の話など難しい話にもなった。
色々な人が集まるから面白い。
揚げ物はカツだった。
たぶんヒレ。
とても美味しかった。
席を立って少し女将さん、息子さんと話した。
昨年は、鰻を食べに来た。
秋には出せるという。
楽しみが出来た。
父の技、味を守りつつ、彼の個性を感じた。
女将さんにとっても頼もしい息子さんだろう。
まちづくりの事について様々な情報や考えを聞いた。
とても実りのある新年会になった。
冗談も連発して笑い、時には真剣に。
やはり、顔を合わせて話し合う事は大切だ。
あっという間に過ぎた3時間。
惣門のある盛岡劇場前の通り。
ここは融雪装置が整備されている。
照明は腰高で、灯りは扇型に広がる。
皆で相談して選んだ。
その頃のことを懐かしく思った。
なんだか、やる気が出てきた帰り道。
割烹 惣門
岩手県盛岡市松尾町5-2