盛岡食いしん爺日記
<音楽が流れます、音量に注意してください。>
遠野食肉センター矢巾店、Lam b.ラムへ。
いつも食べながら不思議に思う「ジンギスカン」。
どうしてもっとメジャーにならないのか、と。
Incognito - Crazy For You
<音楽が流れます、音量に注意>
今宵は生ラム肩ロース、ご飯と味噌汁のセット。
豚肉、牛や鶏などは日常的な食材。
でもひつじ肉は北海道や岩手、長野、山形の一部など限定的。
なぜなんだろう?
関西では肉そのものをあまり見かけないと聞いた。
なぜなんだろう?
熱々の鉄鍋にのせる。
脂が滲み出る。
いい匂いがする。
鉄分やビタミンが豊富らしい。
豚や牛より脂質が少なく、栄養が詰まっている。
ダイエットにもいいと聞いた。
これだけ素晴らしいのに、なぜなんだろう?
ぶつぶつ考えていたら、いい具合に焼けてきた。
ここの自家製のタレをたっぷりつけて食べたり、
何もつけずに食べたり、
ご飯に乗せてみたり。
色々な食べ方で楽しむ。
ラムはやわらかく、くせもない。
噛んでいるうちにほんのり甘味も感じる。
小学生の頃、家でよく食べた。
ジンギスカン用の鍋があった。
真ん中が盛り上がり縁が反り返り、脂がたまる。
テーブルに新聞紙を敷き始めると、
ジンギスカンだと思い喜んだ。
父の手製のタレ。
ニンニクやリンゴの擦りおろしも入れていた。
子供の頃は、何となく中国大陸の覇者ジンギスカンが、
広大な草原を突っ走る姿を思ったりした。
大人になると、日本で独自に発達した食べ物なんだと分かってくる。
いつの間にか色々な知識が入ってくるものだ。
ジンギスカンにはモヤシがよく合う。
タレをつけると、これだけでご飯がすすむ。
満腹で店を後にした。
帰り道、ハンドルを握りながら思った。
ジンギスカン、冷麺、じゃじゃ麵などは、なぜか盛岡によく似合う。
400年以上も歴史のある北国の静かな城下町なのに。
これも不思議だ。
遠野食肉センター矢巾店、Lam b.ラム
岩手県紫波郡矢巾町高田15-53-1
の