盛岡食いしん爺日記

<音楽が流れます、音量に注意してください。>

 

1月20日、午後1時。

盛岡材木町冬のまち歩き。

宮沢賢治のゆかりの場所を訪ね歩く。

材木町で毎週土曜日に開催される「よ市」は、昨年50周年。

宮沢賢治の注文の多い料理店発刊100周年。

盛岡市材木町商店街振興組合と、

前から盛岡のまち歩きを開催しているトラベル・リンクが開催。

今日は若手2人がガイド。

むむ!なんとひとりは賢治風の姿!

参加した人たちも大喜び。

盛岡に暮らす人のほかに県外からも。

世代も色々な人が一緒に歩く。

 

 

 

 

 

ALONE AGAIN (NATURALLY) · GILBERT O'SULLIVAN

 

 

材木町の通りは約430メートル。

歩道に賢治の世界をテーマにしたオブジェがある。

 

 

 

 

 

 

ゆっくり見て歩く。

今日は青空の下、冷たい風も少しやわらかい。

 

 

 

 

 

 

2人の説明を聞いていると、

盛岡に暮らし、土曜日の「よ市」によく来る人達が言った。

「出店ばかりに目がいって、よく見ていなかった。」

新しい発見に興味津々。

 

宮沢賢治の親友、保阪嘉内が盛岡高等農林時代材木町に下宿していた。

そこに仲間が集まって同人誌「アザリア」を発刊。

 

 

小野染彩所さんにお邪魔した。

2階の資料館で、丁度雛壇の飾りつけ中。

 

 

あたりの空気が静かにな感じだ。

長い時を沢山の人が楽しんできたのだろう。

 

 

この店は江戸時代から続いている。

「盛岡・花巻おみやげ手帳」という雑誌を出したが、

その時、ここ「蛭子屋 小野染彩所」を訪れ、

取材させていただいた。

約400年の歴史を持つ南部古代型染めの文様は、

遠くシルクロードを経て辿り着いた。

貴重な資料をじっと見ていると、

遥か彼方の世界から、

長い時をかけて伝わってくる不思議さ。

人と人が繋がり、ここまで伝わったと思うと感慨深い。

 

 

 

 

次は夕顔瀬橋へ。

 

 

 

寒さはやわらぎ、岩手山も顔を出したこの日、

絶好のまち歩き日和。

お雛様の飾りつけも見れ、なんと良き日。

 

 

江戸時代、雫石や秋田鹿角方面から、

南部の城下への入口だった材木町。

北上川に架かる夕顔瀬は始めは船で渡し、

土橋を作っては流され、

中島に橋桁を造り、桁を高くした。

その後、鉄橋となり戦車も渡れるようになる。

さらに位置も少し変わり、

今の橋になり幅も広くなった。

 

石灯籠は大火の後に、

焼けなかった材木町の人達が寄進したそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

橋の袂から北上川の遊歩道に下りる。

 

 

 

 

 

 

遊歩道沿いに石組がある。

材木町の裏石組は、当時、各家々で石を組んだ。

それで、形状が全く違い全国でも珍しい。

今も現役でビルを支えている。

 

 

 

 

流石に北上川沿いの風は冷たい。

通りに上がり、

観光客に人気の光原社へ。

 

 

 

 

 

 

 

 

宮沢賢治の注文の多い料理店の発刊の地。

今日は、それぞれに宮沢賢治の世界に思いを馳せて歩いた。

 

 

おしまいは、Coffee&space「杜のくら」で温まる。

一本裏通りにあり、何年振りかに入る。

確か、まだ2度目。

 

 

温かい珈琲でホットひと息。

2階はギャラリーになっていて古い看板なども飾っている。

 

 

雑談風に感想を聞いた。

暮らしていていて、よく来るのに多くの発見があった。

次くる時が楽しみ。

観光で来たが、ガイドを聞きながらゆっくり歩いて

盛岡の暮らす人の想いが感じられた。

若い人は、賢治ゆかりの町だと知った。

などの感想。

私も京都に行った時、

地元の人が集まる喫茶店に行き、

暮らす人の呼吸を感じた気がして「いい旅」になったと思ったものだ。

 

 

温まって解散、今回もいいまち歩きだった。

 

 

盛岡市材木町

Coffee&space「杜のくら」

(一本裏通り、村定楽器店の裏あたり)

 

 

 

 

 

 

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