盛岡食いしん爺日記
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1月15を過ぎれば、
盛岡八幡宮界隈もだいぶ静かになってきた。
Dinah Washington What Difference A Day Makes
今日のランチは、
八幡の通りの真ん中辺り、
和食屋ふくしま。
この時期、盛岡に雪がないのは珍しい。
歩きながら、「温暖化」の言葉が浮かぶが、風は冷たい。
昨年、本の制作に絡んで、
ほぼ50年ぶりに高校時代の同級生と繋がった。
調べたいことがあり、詳しい人を探していた。
ミニ同級会の時、話してみたら携帯の番号を知る人がいた。
年に何度か電話しているという。
翌日電話。
「あっ!千葉君、話は聞いてた。」
思春期を一緒に過ごしただけなのに、
年に一度ぐらい会ってきたような感覚。
用件は済み、互いの近況など。
「千葉君、元気そうでよかった、時々、何人かで集まってるんだね。」
ちっとも変わらない話ぶり。
昔、何度かやり取りした手紙のことを話してみた。
彼女は、全く記憶がない。
「今度実家に帰ったら、探してみるよ、手紙。」
「え~ なんか怖い!」
「あるかどうかは、わかんないよ。」
「記憶がないのに、あったらどうしよう~」
「とにかく探してみる。」
もしあったら、報告することにした。
ふくしまに入ると、カウンターの席が一つ空いてた。
ランチメニューを見て、穴子の白焼き丼にした。
大将は手際よく、次々に調理をこなしていた。
ふんわり白焼きの匂い。
山椒をふりかけると、またいい。
ランチではリーズナブルに食べられる。
タレをかけ、ワサビをつけては口に運ぶ。
ツンときてから穴子の旨味。
贅沢なランチだ。
私は、白焼きの方が好きかもしれない。
満足のランチの後、
事務所に戻りながら思った。
今月中に実家に帰ってみよう。
そして、暖かくなったら東京に修学旅行に行ってみよう。
盛岡市八幡町
和食屋 ふくしま