盛岡食いしん爺日記
<音楽が流れます、音量に注意してください。>
かなり久しぶりの盛岡市南イオン。
ある人に誘われた。
Georges Moustaki Le temps de vivre
<音楽が流れます、音量に注意>
1階の飲食店が並ぶコーナーに、
野菜とごはんの「Uluru(うるる)」という店があった。
一緒の人も「知らないなあ~」。
初めての店は、わくわくとちょっとした覚悟がいる。
でも、若い頃とは違い心の揺れは少ない。
店の前に並ぶ穀類。
見ているだけで体が癒される。
コンセプトが一汁多菜で、野菜中心のメニュー。
今の私にはうってつけ。
一緒の人も「いいね」と言いながらこちらを見る。
互いに色々あって体を気遣っている。
中へ。
2022年の8月にオープンしたそうだ。
向かいに座った人はカレーのセット。
ニンジンのジュースもついてきた。
彩り豊かなカレーだ。
「野菜がいっぱいだぁ~」と食べ始めた。
私は、稲庭うどんにした。
大きな揚げの上に紅葉おろし。
野菜がたくさん入っている。
稲庭うどんはシンプルに食べたい派だ。
ところが食べてみると、
薄い味付けで、野菜の旨味が醸し出す仄かな甘み。
下手をすれば野菜が稲庭うどんの味を損なうが、
これは美味しい~
揚げもふわふわ。
汁をの飲み干す勢い。
食べ終わって間もなく、彼が言った。
「石川県の被災した人たちに熱々のレーを食べさせてあげたいね」
私も頷いた。
心身ともに疲れ果てた中、寒風の中で熱々の美味しい物。
それだけでひと時だけでも癒されるかもしれない。
自分の中でも、
だんだん東日本大震災の悲惨さが薄れてきた。
そんな気がした帰り道。