盛岡くいしん爺日記
<音楽が流れます、音量に注意してください。>
あちこち街を回り、ランチの時間。
久しぶりの「ひまわり」へ。
あちこち行きたい店があると、どこも間が空いてしまう。
長く通う店「ひまわり」。
We Wish You a Merry Christmas · Enya
7,8年前は仕事の打ち合わせで週に何度も来た。
奥に広いテーブルがあり、数人で資料を広げ、わいわい。
明日には締め切りという晩、
肝心の本の名前が決まっていない。
9時半ごろ、ここで、
ふとしたことから浮かんだ名前、それに決まった。
あの時、テーブルに漂う行き詰った空気。
珈琲を飲みながら、流れるjazzを聞いていた。
数分もしないうちに、ふと浮かんだ食と環境を結ぶ名前。
「食環生活 海ほど山ほど」。
翌日、印刷会社に持ち込んで題字を書いた。
懐かしい思い出。
煮詰まると、よくここに来ていた。
近頃はご無沙汰しているが、
順調に仕事が進んでいる訳じゃない。
その日は軽く打ち合わせ。
一緒の人はミートソーススパゲッテイ。
食べながらスケジュールを調整。
美味しそうに食べている。
「こういう味が好みだ」とにこり。
初めてのひまわりが気に入ったようだ。
私は、トマトスープスパゲッティ。
ちょい辛が癖になる。
桜山の「ア・ラ・モンタン」も好きだが、
ひまわりのこれもお気に入り。
細いパスタに絡むちょい辛。
あ~
美味しい~
スープは殆ど空になるまで飲んでしまう。
その後は珈琲でゆっくり。
この店は、かれこれ50年。
コロナの時だけは静かだったが、
ランチ時間は近くで働く人たちなどで賑やかだ。
指先まで温まった。
ひまわりを出て解散。
私は花巻へ。
その日、盛岡では降っていなかったが、
花巻では小雪。
一ノ倉夫妻が営む「茶寮かだん」。
雪の季節もいい。
いつもちょっと早く行き、
打ち合わせの前にひと回り。
訪れるたびに違う姿の結霜硝子。
どの部屋も硝子が部屋を明るくしている。
光と影を巧みに操る匠の技。
忙しい一ノ倉さんと、茶寮かだんの本の最終調整。
私は体調が悪い分、花巻で活躍するデザイナーさんに補ってもらった。
今回の編集長のようなもので、忙しい人なのに助かった。
1時間ほどで打ち合わせは終了。
これで年内に完成するだろう。
楽しみだ。
さて、やる気の冷めないうちに盛岡に帰ってもうひと仕事。
盛岡市長田町4-12
喫茶 ひまわり