盛岡食いしん爺日記
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早くも盛岡は晩秋の装い。
入院してから出てくると朝晩はセーター。
逃げるような秋に慌ててしまう。
秋の味覚も消えてしまいそうだ。
サザンオールスターズ - Relay〜杜の詩
たまたま見たインスタグラム。
サンマが載っていた。
ゆっくりとしていた土曜の朝。
急ごう!
開店と同時に小料理「福ろう」へ。
11時半の開店時刻に着いた。
引戸は数センチ空いていたが留守のようだ。
「何か買物かな?」
すると同じく中の様子を伺う人。
目があって「まだですかね?」。
近くのコンビニで買い物して戻ると開いていた。
さきほど出会った人に次いで2番目。
「あら~千葉さん!」
「さんま、あります?」
「ありますよ~」
今日のランチのメインはさんま。
近況など雑談しながら待つ。
しばらくして登場!
すると次々に「今日は寒いね~」と入ってくるお客さん。
皆さんサンマ目当てだろうか。
厚揚げの表面はカリカリっとして豆腐に納豆。
これは美味しい。
人気だそうだ。
水餃子は、あっさりとしていい感じ。
ニラ玉は、しっかりニラと玉子の味。
汁まで飲んだ。
いよいよメイン。
「おっ、銀色に輝く、立派なさんま!」
もう食べるのに夢中。
さっきまで大海原を飛び跳ねていたようだ。
銀色の皮に包まれた身はしっかりして脂ものり美味しい~
小骨はやわらかく、苦にならない。
たっぷりの味噌汁は玉ねぎ。
「血液サラサラにね。」
「はい」
自分的には味噌汁が好きなので多い方が嬉しい。
お代わりできる店では、必ずといっていいほどお願いする。
次々と焼き上がるさんま。
「まだ、あるの?」
と聞くと、「あ~もう2匹しかなくなったわ~」
「美味しかった~ 満足!」と950円の会計。
「気をつけてね、お大事に」と背中に受けて店を出た。
カウンターに座り、一緒になったお客さんとも話す。
4才の娘さんの相手をする人。
黙々と食べる人。
女将さんと話す人。
テレビを見ている人。
好き勝手にランチの時間を過ごす。
今日は秋の味覚を味わった。
外は小雨模様で冷たい風だったが、
いいランチからの仕事のスタートになりそうだ。
小料理「福ろう」