盛岡食いしん爺日記
<音楽が流れます、音量に注意>
急に秋の空。
ついこの間までの厳しい残暑はどこへ。
寒がりの私には、朝晩、長袖でも寒い感じ。
セーターの季節もまぢかだ。
午後になると陽も長く伸びる。
秋の陽射しだ。
Love Theme, Orquesta Real de Xalapa, Esencial
<音楽が流れます、音量に注意>
時々カメラに溜まった写真を整理する。
デジタルだと、どうしても多めにとってしまう。
今年も見てきた向日葵の写真が出てきた。
それぞれの年の向日葵まで思い出す。
奥中山の秋に咲く、丘一面の向日葵。
毎年、みんな静かに見入っている。
きっとこの丘の物語を知っているからだろう。
青年海外協力隊でパラグアイに行き、
奥さんと知り合い奥中山の実家に帰って来た。
酪農を引き継ぎながら、向こうで見た向日葵を植えた。
子供たちのために家から見える丘一面に。
しかし、父は若くして逝ってしまった。
彼の想いを大切に親族の方が今も咲かせる。
初めて見た時、車から厚手のトレーナーを着こんで見ていた。
今年の向日葵の丘の風は生暖かった。
もう10月、予定どおり進まない仕事。
まあ、夕飯にしよう。
長袖のトレーナーを着て出かけた。
今夜は熱々の味噌ラーメンにしよう。
東座(あずまざ)へ。
自販機の前に立ち、じっと見ている人がいた。
知り合いのSさんだ。
後ろで待っていた。
「う~ん、なににしようかなあ~」
迷っている。
「ゆっくりでいいですよ」
声をかけると、振り向いて驚く。
そして、笑いながら「なににするの?」
「濃厚鳥白湯味噌そば」と答えた。
結局、券売機の最初にある「鶏白湯そば」に、トッピングのメンマときた。
テーブル席に着いてしばらく待つ。
湯切りまで丁寧な仕事。
「鶏白湯そば」
トッピングのメンマも美味しそう~
「うまい、うまい」と食べているSさん。
トッピングのメンマにも満足そうだ。
私は、「濃厚味噌白湯そば」
味噌ラーメンを食べると思いだす。
雫石スキー場、安比スキー場でよく食べた。
冷えた身体に濃厚な味噌の味とシャキシャキのもやし。
芯から温まり、またゲレンデに。
リフトに乗ると風が心地よかった。
濃厚味噌白湯そばは、
岩手県産の赤味噌と白味噌のブレンド。
麺に絡むとろみのある白湯スープは深いコクがある。
シャキシャキのモヤシはたっぷり。
麺は地元の小麦を使っている。
先にSさんは食べ終わると、「じゃあお先します~」。
仕事が溜まっているそうだ。
お客さんは出たと思うと入ってくる。
私も帰って仕事しよう。
季節を問わず時々無性に食べたくなる
東座の濃厚鳥白湯味噌そば。
盛岡市南大通一丁目
鶏白湯そば「東座」