盛岡から温泉は近い。
雫石町の鶯宿、網張、滝の上温泉など1時間もかからない。
たまに1時間とちょっとドライブして八幡平方面の温泉もいい。
松川温泉に行った。
ここは秘湯と呼ばれる温泉。
近くに地熱発電所もある。
三件の旅館がある。
今日は松川荘へ。
広い混浴の露天風呂に入った。
空と山の緑。
白濁の湯だが、意外と透きとおっていた。
一人で入っていたら、男性が来た。
続いて海外のカップルが一組。
空の下、なんだかみんなおおらかだ。
若い頃だったら、落ち着きをなくしただろう。
2人に手を振り、先に上がった。
旅館の人と話したら、
昨日は18度ぐらいまで下がったと言っていた。
その日も盛岡の暑さを忘れていた。
Nuovo Cinema Paradiso (ニュー・シネマ・パラダイス・愛のテーマ) · European Jazz Trio
<音楽が流れます、音量に注意>
松川温泉から曲がりくねった道を下りた。
東八幡平と言われる辺りに来ると、
少し気温が高くなったが快適だ。
徐々に日は短くなってきた。
ちょっと淋しい。
2度目の森のイタリアン「(La mia mammaラ ミア マンマ)」へ向かった。
ところが見つからない。
陽が沈み出すと、少し焦りも出てくる。
15分ほど近くを行き来して車を停めた。
大方の人が迷う場所にあるが、昔は一度行ったら忘れなかった。
ナビをセットしていると、見覚えのある車が横に停まった。
グルメな人が窓を開けて手を振る。
何と目的が一緒だった。
後をついて走った。
前に来た時は、まだ雪が深かった。
森の中の庭にはピザ釜や遊具がある。
賑やかなバーベキューの光景が浮かぶ。
アウトドアは苦手なはずだが、見ているとワクワクする。
「森のイタリアン ラ ミア マンマ」
近頃はよくメディアでも取り上げられている。
中は床も壁も木。
先客の人たちは楽しそうな食事も終盤だった。
毎年、夏に避暑に来ると必ず食べに来るらしい。
パンが置かれて二人はメニューを見て迷う。
オーダーは別々にしてシェアすることに。
色々と食べ物の話しで盛り上がる。
一緒に入った人は、「ボロネーゼ」。
少し分けてもらった。
イタリアから直輸入の平麺のフィットチーネ。
肉の旨味たっぷりのソースが平たいパスタとよくあう。
昨年もイタリアに行き色々と味わってきたオーナー。
イタリアの中部のあちこちに行っている。
ハーブティーは各種ある。
イタリアの薬局で色々なハーブティーに出会ったそうだ。
今宵は2人とも車なので、ワインのかわりにハーブティー。
それが、とてもいい感じ。
口の中が清々しい~
「啄木舌づつみ」と題した啄木風カルツォーネ。(※啄の字には正式な字が出ませんでした)
期間限定の特別企画。
「カルツォーネ」は、イタリア語でビザ生地で具材を包み焼いたもの。
歌人石川啄木が好んだキノコ、ジャガイモ、トウモロコシ、鮭を具材。
「ハンバーガーのように、かぶりついてもいいですよ。」
と言われたがナイフで切ってみた。
もちもちとした食感。
続く色々な味。
たまらなく美味しい~
「マッシュルームのあひーじょ」
近頃、イタリアンでは欠かさない。
メニューにあれば頼んでいる。
何せ使うニンニクは、地元の八幡平バイオレット。
表皮が紫。
北国の寒さの中で栄養を豊富に蓄える。
大ぶりのニンニクは、旨味が強く甘みも。
長い間、地元の在来種の栽培に取り組んできたジオファーム八幡平で栽培。
そして「八幡平マッシュルーム。」
余生を過ごす馬の厩(うまや)の堆肥を使う。
これはヨーロッパの伝統的な栽培方法らしい。
水は岩手山、八幡平の伏流水に近隣の温泉熱。
大切に育まれるマッシュルームは香り高く心地よい歯ごたえ。
八幡平バイオレットと八幡平マッシュルームの豪華な組み合わせ。
美味しい~
その後はパスタが旨味を吸い込む。
これが、またいい!
五感が喜ぶ。
「イタリアンハンバーグ」
たっぷりのトマトソースにさらにトマト。
チーズも溶けてハンバーグを包み込む。
二人だと色々な美味しさを味わえる。
万歳したくなる晩餐になった。
八幡平はほかに八幡平サーモンなどもあり、美味しい物がたくさんある。
地元の食材を更に美味しく食べさせてくれる「森のイタリアン」。
一度味わうと、リピート間違いなしの森のイタリアン「ラ ミア マンマ」。
次はランチに来てみよう。
※予約した方がいいと思います。
森のイタリアン La mia mammaラ ミア マンマ
〒028-7302 岩手県八幡平市松尾寄木第1地割668−68