盛岡食いしん爺日記
<音楽が流れます、音量に注意>
久し振りに訪れた「ラーメン イッケン(RA-MEN IKKEN)」。
どうしても行きたいという人がいて、すぐ着替えた。
北上川に架かる夕顔瀬橋の近くにある。
昔は、夕顔瀬橋から西に真っすぐ夕顔瀬町から新田町へと続いていた。
人通りも多く色々な店が連なっていた。
中ほどに踏切があり、開かずの踏切と呼ばれた。
今は、国道が迂回し、立体交差で難なく車は流れる。
古い通りは、残っており地下道で鉄道を潜り抜ける。
当時の面影は薄れたが、懐かしい風情。
車の多い通りから入ると、馴染んだ昭和の風景。
<夕顔瀬町から新田町を臨む>
振り返ると北上川と夕顔瀬橋方面。
When I Think of You · Steve Cole
この通りにイッケンがある。
満席で外に数人が待っていた。
「どうする?」と聞かれて「待ちましょう。」と即答して並んだ。
すると、「珍しいね」と言われた。
何故かわからず苦笑い。
待つ人用のベンチ。
15分ほど待って中へ案内された。
資料を渡し、打合せが一つ片付いた。
セルフで黒ウーロン、ルイボスティ、麦茶が並ぶ。
誘った人は醤油で、平うちの縮れ麺。
イッケンでは、麺を選べる。
トッピングに穂先メンマ。
美味しそうで少し食べてみたくなる。
私は塩ラーメンと肉ごはん。
透きとおったスープ。
イッケンでは、化学調味料を一切使わず、麺は自家製。
ストレート麺にした。
あっさりとした塩味ながら、深いコク。
私には魚介、肉、野菜の何が強いか分からない。
バランスのとれたスープで、飲み飽きない。
チャーシューは豚と鶏の2種の変化を楽しめる。
丁度いい柔らかさ、噛むうちに肉の世界が広がる。
自家製麺は、もちもち感が強すぎず、小気味いい食感。
箸上げした時点で小麦が香る感じ。
美味しい~
「来てよかった」と、向かいに言った。
「でしょ!醤油のスープ飲んでみる?」
ひと口。
「もう一杯いい?」
笑いながら頷く。
何だろう、煮干しや鶏ガラなどのほか、
野菜など色々な味が見事に一つになっている。
穂先メンマも言うことなし。
メンマが好きなので嬉しい~
肉ごはんは、キーマカレーと迷った挙句に選んだ。
スパイスも適度にきいて肉の旨味を存分に引きだす。
ご飯を肉で包んで食べた。
向かいから注がれる視線。
レンげにひと口あげた。
「う~ん美味い!」
仕方がないので、お代わりも。
食べ終わり、外を見ると男性が立ってた。
急いで黒ウーロンを飲み立ち上がった。
外は薄暗くなっていた。
来てよかった、並んでよかったと言いあった。
少し風が爽やかになっていた。
「千葉さんは何度目ですか?」
と聞かれ思い起こすと4度目だった。
「私の予想ですが、いつも塩じゃないですか?」
「・・・」
RA-MEN IKKEN
〒020-0032 岩手県盛岡市夕顔瀬町2−10