盛岡食いしん爺日記
<音楽が流れます、音量に注意>
2つのクラブでバドミントンをしている。
今日はバドミントンを復活し始めた頃から、
世話になっているクラブへ。
久し振りに行った。
みんな元気だった。
練習が終わって6時半。
少し時間があり、四十四田ダムへ行ってみた。
ダムは住宅地からすぐ近くにある。
盛岡ほどダムに囲まれている都市は珍しいだろう。
雫石川には御所ダム、北上川に四十四田ダム、
中津川には綱取ダムがあり、簗川には簗川ダム。
ここには2年振りぐらい。
奥羽山脈に陽が沈んだ。
Winelight · Grover Washington, Jr.
急に空気がひんやりとしてきた。
空を見ていた。
夕陽を浴びる雲が姿を変えていく。
大空を自由奔放に舞う龍が現れた。
どんどん空の蒼は濃くなり、龍は消えかかった。
最後に、雄叫びが宇宙に向かって放たれた気がした。
こんな空を二度と見ることはないだろう。
この時間、この角度で見ているのは、
私だけと言ってもいいのかもしれない。
夕映えの雲は、目まぐるしく姿を変え、
最後は優しい姿になって蒼に消えていった。
十数分間のできごとだった。
空は、刻々と薄暗くなっていく。
美しいとか、凄いとか、そういうものを越えていた。
ただ、見ていた。
さて、街へ行かなくては。
今宵は「東家」さん。
長く世話になっている人と待ち合せ。
青海波の石畳風の舗道。
街灯に照らされ輪郭が浮かび上がる。
創業明治40年の「東家」。
老舗の風格。
昼時はわんこそばを待つ人が並び、みんなスマホを向ける。
最近になってリニューアルされ、
また一段と素敵な店になった。
観光で来た人の心に残るだろう。
私達はカウンター。
久し振りに会う方はサラダそば。
野菜たちと鶏肉だろうか?
初夏の装いで、美味しそう~
私は特製カツ丼にした。
昔から東家ではカツ丼が多い。
厚いカツと好みの玉子のトロミの具合。
ついてくるそばもいい。
カツの厚みが嬉しい~
サラリーマン時代は昼に来た。
もっとそばを食べたいと思ったものだ。
もう少しで、今年もあっという間に半分を過ぎる。
年を重ね体力、知力も下り坂。
やりたいことを絞り込まないと、何をしても中途半端になる。
その選択が難しい。
などと食べながら話し合う。
同じような同士がいて心落ち着く。
カメラの雲の写真を見せた。
「凄い!龍だね」
と真剣な顔。
後で一枚、欲しいので送ってくれと言われた。
ゆっくりそば湯を飲んで東家を後にした。
どこかでもう少し話したかったが、近頃は10時には床に就くという。
その人が家に着けば、9時近い。
「今度はランチにしよう」と近くの駐車場で解散。
家に帰ったら、早速パソコンで雲の写真を見てみよう。
そば処 東家「本店」
盛岡市中ノ橋通1-8-3(盛岡バスセンター近く)