盛岡食いしん爺日記
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雫石町の雫石チーズ工房は、
山ぶどう農園 カフェ 野の香(ののか)の隣にある。
ここも気になっていたが、いつも通り過ぎていた。
先日、寄ってみた。
Henry Mancini – Lujon
入口には見事な栗の木。
きっと秋には粒の大きな栗が実りそうだ。
お客さんと入れ違いに中へ。
女性が「いらっしゃいませ」
小さく可愛らしい店内に並ぶ色々な種類のチーズ。
分かりやすく説明してくれる。
ストリングチーズは「若竹」、モッツァレラには「たま雪」、
カマンベールは「駒草」と名前がついていた。
熟成チーズは「巌鷲(がんじゅ)」とある。
岩手山を巌鷲山とも呼ぶ。
Facebookで、ブルーチーズが絶品だったと知った。
雫石チーズ工房
〒020-0585 岩手県岩手郡雫石町長山堀切野8−51
買物をしてオリジナルのチーズソフトでひと休み。
ミルクは、向かいの高橋牧場さんの生乳を低温殺菌して使っている。
とても美味しい。
チーズの風味が冷たいソフトから漂う。
ソフトを食べ、少し散策。
おや?
ヤギがいた。
可愛らしい顔で「こんにちは」とでも言っているようだ。
立派な角。
あまり近くでヤギを見た記憶がない。
ロープで繋がれ、円を描くように草を食べているのは何度か見ている。
雄のヤギの顔は、哲学的だ。
揺るぎのない信頼関係の夫婦。
「よく来ましたね、疲れてませんか?」
そんな風に言っているようだ。
チーズソフトとヤギに癒されて温泉に向かった。
今日は玄武温泉 ロッヂたちばなへ。
玄武温泉 ロッヂたちばな
〒020-0585 岩手県岩手郡雫石町長山有根3−5
橋を渡れば、すぐロッヂたちばなは目の前。
その時、何か動くもの!
数年前にロッヂたちばなの駐車場で車の下に潜り込んでいた。
たぬきだと思ってFacebookに載せたら、
皆からアナグマだよ、とコメントがきた。
しかし、アナグマはもっと鼻先が長かった気がする。
尻尾も違うのでは・・・
ちゃんと歩道を歩いて行った。
ロッヂたちばなのお湯は、美肌の湯とも言われる。
湧いた時には透明のお湯が、空気に触れると茶褐色ににごる。
やわらかい感じのお湯。
日帰り温泉が夜まで営業しているのも嬉しい。
お湯につかりながら、
さて盛岡に帰ったら何を食べようか?
なんて思うと幸せ気分になってくる。
翌朝、雫石チーズ工房で買ってきた発酵バターで朝食。
ところで発酵バターって普通のバターと何が違うのだろう?
クリームをかき混ぜて作るが、
発酵バターは、乳酸菌で発酵させるそうだ。
調べたものの見た目も変わらない。
焼いたパンにのせてみた。
パンの上で溶けていく発酵バター。
いい香り。
ひと切れ食べてみた。
コクが深く、美味しい~
普通のバターより、爽やかな感じ。
ひと手間加えることで風味が強まる、ということなんだなあ~
パンが一層、美味しい~
あっという間に食べ尽くした。
これはやみつきになりそうだ。
いただき物の手づくりのレーズンパンと発酵バター。
いい組み合わせだった。
一日の始まりは、こういきたい。
重なっている仕事に漲る力。
発酵というひと手間に感謝したくなる。
少なくとも半日は、集中できそうだ。