盛岡食いしん爺日記
<音楽が流れます、音量に注意>
朝の陽射しで目が覚めた。
昨夜、カーテンを半分閉め忘れた様だ。
こうして目覚めるのもいい。
だが、再び布団に潜った。
まだ北国の朝は肌寒い。
温もりの毛布から離れがたい。
目覚まし時計で起きた。
あまりすっきりしない。
止めないと、だんだん大きくなる音。
せかされるようで、つい顔をしかめてしまう。
時計には世話になっているのに。(笑)
Le temps de vivre (Bande originale du film "Le temps de vivre") · Georges Moustaki
その日も目覚ましのお陰で無事、午前中の仕事は終了。
街の中を移動中、気になる処へ寄ってみた。
「なんじゃもんじゃ」の樹は満開。
枝葉に雪が降り積もったようだ。
今年は見事に花ぶりがいい。
白に圧倒されるが、近寄ると可憐な花だ。
盛岡にそろそろ初夏が近いと知らせる、なんじゃもんじゃ。
気づけば春は、日毎に消えていく。
また季節が巡る。
眺めていると、なんだか満ち足りてくる。
今日の仕事を終えて夕方。
飲みたくなった美味しい珈琲。
今年の2月、事務所だった建物をリノベーションした松栄館。
素敵な建物になった。
1階に「いなだ珈琲舎」と花屋の「松毬 chichiri-」。
2階には設計事務所と本屋の「書肆みず盛り(しょし みずもり)」
この辺りには開業100有余年の盛岡劇場、
料亭などのほか老舗のお菓子、魚屋が営む居酒屋などがある。
盛岡らしい雰囲気の漂う街の一つだが、
訪れる観光客はあまり見かけない。
今日は、いなだ珈琲舎へ。
おや?
バラの向こうにテーブル。
いい感じのテラス席が出来ていた。
移転して広くなったが、席数はさほど変わらない。
マスターは、客が寛げる雰囲気を大切にしている。
カウンターの端に座り、マンデリンを頼んだ。
丁寧な仕事が始まるにつれ、いい香り。
シフォンケーキを食べようかと思っていたら、
プリンもあるという。
「プリンの恋」とメニューに貼ってあった。
季節限定のシリーズだ。
頼まずにいられない。
「マンデリンとプリンの恋」
相変わらず、味わい深いマンデリン。
雑味なく喉が心地いい。
すぐに半分なくなってしまう。
プリンとなかなかいい組み合わせ。
玉子の風味を活かし濃厚ながら爽やかに仕上げている。
美味しい~
トイレから戻ると、冷めない蓋の心遣い。
挽いてもらったマンデリン。
時々関東などから訪れる人もいる。
しかし、観光で来た方々の知らない、
地元で人気の名店の一つ「いなだ珈琲舎」。
袋を持っての帰り道。
これで、しばらくマンデリンを楽しめる。
いなだ珈琲舎
〒020-0874 岩手県盛岡市南大通1丁目12−18 松栄 館1階
松毬 -chichiri-
〒020-0874 岩手県盛岡市南大通1丁目12-18 松栄館
書肆みず盛り(しょし みずもり)
020-0874 岩手県盛岡市南大通一丁目12-18松栄館2階
CATALYZE DESIGN
020-0874 岩手県盛岡市南大通一丁目12-18 松栄館2階 020-0874