盛岡食いしん爺日記
<音楽が流れます、音量に注意>
花巻での仕事を終えると夕方。
仲間と2人でポパイへ。
Night and Day · Ella Fitzgerald · The Buddy Bregman Orchestra
ポパイと言ったら、「白金豚(プラチナポーク)」のハンバーグ。
花巻に来たら寄りたい店の一つ。
10年以上も前、初めて来た時は2階の席。
何度か来て思った。
どうして「ポパイ」なんだろう?
店のスタッフの話では、
創業者が当時、ポパイが好きだったらしい。
ハンバーグのメニューには、
ポパイは150グラム、ブルートが300グラムと書いてある。
仲間がメニューを見て「これだ!」とポークソテー。
ところがその日は売切れ。
ちょっとがっかりしていたが「白金豚の生姜焼き」に変えた。
パンとスープのセット。
このパンも美味しい。
白金豚(プラチナポーク)は花巻産。
整えられた環境で、水も地下水を使いミネラル豊富。
飼料も国産のものにこだわりを持っている。
肉はやわらかく、脂が美味しい。
噛むとジュワジュワーッと口の中いっぱいに広がる豚肉の旨味。
私は、「ピラフバーグ」のポパイ。
トッピングで、ベーコンとほうれん草の炒め物。
別に頼んだアスパラガスのポタージュ。
いい香りがして口の中に広がるアスパラの風味。
誰でもアスパラのスープと分かるだろう。
美味しい~
ポパイと言えば、
危機に陥ると音楽とともに彼は、
ほうれん草の缶詰を開けて一気に飲み込む。
すると両腕の筋肉は隆々としてもの凄い力こぶ。
一発で悪役のブルートを殴り飛ばす。
いつも最後は、オリーブと仲良く笑ってめでたし、めでたし。
子ども心に、どうしてブルートは、
「オリーブを横取りしようとするのだろう?」
と思ったものだ。
そんな話をしたら、
「どんな子だったんですか?」。
風魔小太郎や伊賀の影丸が流行っていた。
漫画に載っていた忍者の修行。
竹が育つのに合わせ毎日、跳び越える。
庭の隅に竹が生えていた。
10センチほどに育った竹を軽く跳んだ。
次の日も。
ところが数日たったら背丈に追いつく勢い。
こんなの無理だと思い忍者は諦めた。
と話すと、
生姜焼きの入った口を手で塞いで笑う。
トッピングのベーコンとほうれん草はよく合う。
ピラフはあっさり仕立て。
ハンバーグにあわせてあるのだろう。
いい感じだ。
瑞々しい野菜。
ポパイでは、できるだけ地元の物を使う。
ラストオーダーの時間。
濃厚ピスタチオのジェラートを頼んだ。
テーブルにのるとピスタチオの香り。
あっという間に胃袋に収まった。
満足して盛岡へ向かう。
隣で「あと子供の頃の話はないんですか?」
ポパイ
〒025-0097 岩手県花巻市若葉町3丁目11−17