盛岡食いしん爺日記
<音楽が流れます、音量に注意>
今宵は3年ぶりの集まり。
盛岡劇場界隈のまちづくりの会。
街や店で顔を合わせている人もいるが、
腰を据えて話すのは久し振り。
場所は「鈴徳」の2階。
Kenny Loggins - For The First Time
この路の街灯は低い。
もう少し暗くなれば、歩道に扇形にオレンジの光。
劇場、料亭、旅館やまち中華、日本料理の名店などが並ぶ。
「松栄館」のオーナーも来るらしい。
開業百年をゆうに超える盛岡劇場。
この5月、文京区で盛岡文士劇の東京公演を開催。
初回の東京公演は、紀伊國屋ホール。
少し携わったのは、もう数年前のこと。
公演スタッフのほか、テレビ、新聞などの東京支社の方々にもお世話いただいた。
色々なトラブルも今は懐かしい笑い話。
あのホールでの想い出は、鮮明だ。
今回は、関わらなかったがまた東京で公演ができてよかった。
老舗の魚屋「鈴徳」が営む居酒屋。
数年前までは、よくランチに通ったものだ。
久し振りで来た2階の宴会場は座敷からテーブル席になっていた。
色々な顔ぶれに挨拶。
4月28日で閉店した田苑の奥さんとご主人も来ていた。
中華そばの話で、わいわいと盛り上がる。
今度、4日間限定で中華そばを食べられるそうだ。
予約制にするらしい。
奥さんに「一度しか食べていない冷風麺が食べたいなあ~」と言った。
すると「あれは、家に来たら作ってあげる」。
笑い声が絶えない。
あの喉ごしに甘さを感じる比内鶏のスープとチャーシューが恋しくなった。
焼き魚を先に食べ、お通しを。
カニなんて久し振りでペロリと食べ、ノンアルのビールでも宴会気分。
天ぷらを食べつつ、久し振りに顔を合わせた人と話す。
料理を囲んで弾む話。
これは世界共通なんだろう。
さすが老舗魚屋さん鈴徳の刺身、美味しい。
松栄館の1階のいなだ珈琲の隣に花屋「松毬(ちちり)」がある。
2階にはイベントスペースもある。
松栄館のオーナーと松毬の店主さんもいた。
「月影は元気ですか?」
今はひと回り大きくなったと言った。
店に行った時、買ったサボテンのことを覚えていた。
また行くと約束。
いなだ珈琲舎にはよく行くが、
2階の書肆(しょし)みず盛りには一度行ったきりだった。
席の離れた演出家に手を振った。
いい笑顔が返ってくる。
この夏の選挙に志を立てた人も。
じっくりと色々な人と話し込んでいる。
選挙もあと2か月、第3コーナーから第4コーナーへ。
大変なエネルギーが必要だなあ~
春になり、あちこちで久し振りの宴会。
やはり、顔を合わせて飲み食いしながら、
じっくり話すことが大切なのだろう。
おっ!
鍋が煮えている。
老舗の和菓子屋、印刷会社などの方々とも話は尽きない。
美味しそうなちらし寿司が出てきた。
平らげる頃には中締め。
もっと話していたいが、私はそろそろ引き上げよう。
皆の笑顔に逢えてよかった。
ひとり一人に手を振った。
弾んで家に帰ると、
大切な家族がいない~
あちこち探す。
名前を呼び続ける。
いたぁ~
少し開けていたクローゼットに隠れていた。
ご機嫌ななめだったが、
おやつを出したり遊んだり。
いつもの顔に戻ってきた。
しばらくして3段ボックスの中段で眠りだした。
見ているだけで癒される。
明日は、夕方まで一緒にいれる。
さあ、一緒に眠ろう。
鈴徳
〒020-0874 岩手県盛岡市南大通1丁目11番17号