盛岡食いしん爺日記
<音楽が流れます、音量に注意>
Bossa per Alberto · Piero Piccioni
西和賀と言えば、
必ず訪れる場所の一つの「ネビラキカフェ」。
若い夫婦が子育てしながら頑張っている。
この連休は忙しかった様だ。
二人とも隠してはいるが疲れているのだろう。
少し待って湖畔を望む席が空くのを待った。
空いたので、水の入ったグラスを持ってアプローチを歩く。
心地良い緩やかな風。
仲の良さそうな2人に声をかけた。
「あの、後ろ姿、撮ってもいいですか?」
「はい、いいですよ」
女性が湖に向かって手を振った。
その先にカヌーの様なボートを漕ぐ人たち。
私は、カナヅチなので深そうな水は怖い。
乗ってみたいとは思わないが気持ちよさそうだ。
4月半ばから、ネビラキの2023は始まった。
来る度に錦秋湖は違う顔を見せてくれる。
よくぞ此処にカフェを開いてくれたものだ。
西和賀に来た時、案内すると、みんな歓声をあげ、
座ると、しばらく眺めに心奪われている。
ここでは、ゲストハウスB&B「カタスミ」のベーグル。
お菓子処 たかはしのフィナンシェや
左草ブラウンスイス牧場のソーセージなども食べられる。
前は屋根はなかったが、木工の「ノッカ(nokka)」が柱を建て、
後は店主自らが作り上げた。
会計のトレイは、山のうえアイアンの作品。
夫妻から場所を聞いて訪ねた丘のうえのWARANOUE(ワラノウエ)の工房。
ネビラキは色んな人達と繋がっている。
カタスミのベーグルは、
もちもちっとして噛むほどに滲み出る甘味。
時々、思い出して無性に食べたくなる。
そのうち、カタスミの夫妻にも会いに行くつもりだ。
この眺めで美味しいベーグルと珈琲。
時の流れを忘れる贅沢な時間。
いつか西和賀に1週間ぐらい滞在してみたい。
限界集落などと言われているが、
私には魅力的な人や場所が増えるばかりの西和賀。
ネビラキカフェ
〒029-5512 岩手県和賀郡西和賀町川尻40地割57−8