盛岡食いしん爺日記

<音楽が流れます、音量に注意>

 

 

パソコンのメンテナンスやら何やら。

昼前に盛岡の新しい街、盛南地区に行った。

その帰り、古くからあるケーキ屋さんの「ひまわり菓子店」に寄った。

記憶にないほど久し振り。

 

 

 

Fire and Rain · James Taylor

 

シンプルなケーキが並ぶ。

種類もそう多くはない。

ショーケースごしに見ていた。

ひまわり菓子店はゆうに40年を越える歴史がある。

新しい街に生まれ変わる前からあるケーキ店。

 

なんだかとても懐かしい。

子どもの頃のケーキを食べる事は大イベントだった。

時計を見るとあまり時間に余裕がない。

思い出し巡り始めた映像もケーキと一緒に小さな箱にしまい込み、

ひまわりを出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3時半を過ぎ仕事が一段落。

ひまわりの箱と包みを開けた。

中から湧き上がる思い出。

特に懐かしいバナナのケーキ。

 

小学生の頃、1年間、お菓子が届いた。

母が申し込んだ。

頑丈そうな金具のついた黒いカバンを持っておじさんが届けに来た。

いつもネクタイを締めていた。

母が淹れた紅茶を飲みながら、

お菓子の説明して帰って行った。

早く包みの中を見たかった。

遠くの国からやって来て何でも願い事を叶えてくれる使いの人の様だった。

その最初のお菓子が「バナナボート」。

まるごとのバナナとクリームを包むスポンジ。

お伽噺に出てくるお菓子に思えた。

届く日を楽しみにしていたあの頃、一日がとても長かった。

 

 

ひまわりのレアチーズケーキは、口に馴染みやすい感じ。

ほんのりとした甘みと柔らかな酸味のバランス。

価格もリーズナブルで、人気なのがよく分かる。

 

 

「ひまわりのくるみマドレーヌ」

二つに割る。

ふわっと甘く囁くようなバターの香り。

優しい味がして母さんの手の温もりを思い出した。

 

 

買ってきた焼き菓子も美味しかった。

 

 

 

 

ひまわりのケーキや焼き菓子は、

気取りもてらいもなく、ひたすら味を守り続け愛される。

そんな気がしたおやつ時間。

いつか同級生が集まった時に持って行こう。

こんなケーキが食べたかったと口々に言う姿が浮かんだ。

 

 

ひまわり菓子店

岩手県盛岡市本宮4丁目3-10

 

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