盛岡食いしん爺日記

<音楽が流れます、音量に注意>

 

 

 

 

 

Katie Melua     The Walls Of The World

 

 

朝から冷たい雨が降る日曜。

用事で花巻まで行き盛岡へ戻ると、もう街は暗かった。

ロードサイドの飲食店や繁華街は賑わっていた。

受験も終わり、新生活の買い物だろうか。

三年ぶりの春の賑わい。

 

ペコペコで本町通りの「橋本屋」へ向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

小上がりにもお客さん。

一つだけ空いていたテーブル。

 

 

お茶を運んで来た店の人に迷わず「ワンタン麺!」と言った。

にこっとして「はい」。

頼み方が少し張り切りすぎていたかも。

 

小上がりの男性二人はビールを飲み干し、そばを頼んだ。

日曜も仕事上がりの様だ。

奥の一人席ではテーブルに新聞を広げてる。

帳場に近い席は男女4人。

肴を追加しつつ酒やビールで楽しそうだ。

おそらく長年連れ添った夫婦の二組の様だ。

もう一つのテーブルは女性二人、そば湯を飲みながら談笑中。

 

隣のテーブルでは父母と男の子と女の子。

両親は天ぷらそばを食べ、子どもたちは中華そば。

子どもたちは、上手に箸を使う。

お父さんは、無心に食べる子を見て微笑んでいる。

 

色々な人の人生を覗き見している気分。

そうこうしていると、久し振りのワンタン麺がきた。

大きいどんぶりの存在感。

 

 

まず、ワンタンを一個。

つるんとして具もしっかり入っている。

美味しい~

 

 

また食べる。

まだまだチャーシューや麺の下に隠れている。

 

 

 

 

透きとおったスープに木耳。

コリコリの食感。

シナチク、海苔とチャーシュー。

脇役は、ワンタンと麺を盛り上げる。

 

 

麺とワンタンを交互に食べ、時々脇役たちをつまむ。

スープだけになったら、食べたワンタンの数を忘れてしまった。

店の人が隣のテーブルの子供達に水を持って来た。

「あの、ワンタンは何個入ってましたっけ?」

数えていたが途中で忘れたと言った。

「みなさん、そうみたいです」と笑いながら、「十個です」。

隣の一家の視線を感じた。

 

 

食べ応え十分だった。

ところがほかのテーブルに運ばれるそばを見て迷った。

前にも同じ様なことがあった。

その時も追加して食べた。

一緒だった人の「迷うなら食べたら」のひと言を思い出した。

立ち上がって店の人に向かって手を挙げた。

「あの、もりそば一枚お願いします」

 

 

そばとすり下ろしたワサビの香り。

すぐに箸を持つ。

 

 

そば猪口から立ち昇る鰹出汁のいい香り。

食欲は燃え上っていて手がつけられない。

そばが前より細くなった気がする。

喉ごしよく美味しい~

 

 

 

 

完食後にそば湯。

残ったつゆに注ぐと、また出汁の香り。

橋本屋では定食も食べられる。

その日は柳鰈。

仕事帰りの人には嬉しいメニューだろう。

お金を払いながら、満足したと告げた。

笑顔がかえってきた。

創業400年という橋本屋を後にした。

外は、まだ雨。

 

 

 

橋本屋 本店

岩手県盛岡市本町通1丁目16−6

 

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