盛岡食いしん爺日記
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３月の半ば、ホテルで久し振りの宴会。
新年会や送別会などが３年ぶりに始まった。
以前は、春になれば色々な総会などもあり、
何度も似た顔ぶれが集まったものだ。
だが、まだまだ元に戻ったとは言えない様だ。
The Two Lonely People · Bill Evans
その日は、盛岡のアートホテルの中国料理「豪華」が会場。
数十人が円卓に分かれて座る。
やはり隣との席はゆったり。
フカヒレのスープ。
先日食べた姿煮を思い出した。
どうしてこんなにも美味しいのだろう。
エビチリ。
年を取ると少しずつがいい。
日本酒の瓶がテーブルを飛び回る。
私はノンアルのビール。
それでも気分は上々。
訳あってしばらくは飲めない。
その日はなかったが、
ノンアルコールのワインも近頃では、美味しい物がある。
元々はよく飲んだ。
ビール、ワインにウイスキー。
だんだん焼酎や日本酒が多くなった。
銘柄とか味には拘らないし、詳しくない。
若い頃は、飲み過ぎて二日酔い。
たいした意味もないのに後悔したことも数え切れない。
今は、後悔する様な事は少なくなったが、
その分、ときめく事も減った。
明日にいい事が待っていてもよく眠れる。
心の振り幅が狭くなった。
回りを見ると、みんな久し振りの様で華やいで見える。
宴会は佳境に入り、ローストビーフが出てきた。
中締めも近い。
チャーハンも美味しかった。
美味しい料理と人々の笑い声。
まだマスクをつけたり外したりと忙しいが、
いつもの暮らしに近づいている。
このまま平和な日々が続く事を願うばかり。
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