盛岡食いしん爺日記
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,「小料理 福ろう」
La Belle Dame Sans Regrets · Chris Botti
ランチは中ノ橋通の「小料理 福ろう」へ。
以前は、八幡の通りの南側にあった。
北側に移転してきて、もう何年になるだろう。
この辺りで定食を食べられる。
とても、ありがたい。
店の中にいきなり、侍ジャパンのユニフォーム。
ママは野球好きで、大のスワローズファン。
WBCでは、村上、山田などガンガン応援。
疲れた日に家庭的な料理。
ほっとする。
ご飯も美味しい。
牛すじの煮込みにご飯がすすむ。
麻婆春雨。
春雨が好きなので、真っ先に食べた。
たっぷりの味噌汁。
あちこちで、よくお代わりするが、
これだけあれば一杯で満足。
ニラ玉。
久し振りで食べた気がする。
よく母が作ってくれた。
ふのりの天ぷら。
ママは「何もつけないで食べてみて」と言う。
カウンターの隣で食べている若い人が、
「これ美味しいです!」
「確かに美味しいですよね、よく来るんですか?」
と話しかけた。
夜に何度か来ていたがランチがあると知り、
時々食べているそうだ。
話すうちに県外から来た人だと感じた。
東京で社会人デビューして、その後、盛岡へ。
スーツとネクタイが板についてきた頃。
今度は「よく、来るんですか?」と聞かれた。
ママが代わりに答えてくれた。
「店を始める前からのつきあいなの、もう長いの」
食後に珈琲もついている。
料理上手の人の家でご飯を食べているような雰囲気。
何度か暖簾を潜れば、単身で働く若い人には、
ほっとする場所になるのだろう。
カウンターの内と外とのいい距離感。
帰りは看板娘の見送り。
カメラを向ければこのとおり。
赤ちゃんの時、皆でかわるがわる抱っこしたものだ。
ずいぶん大きくなったなあ~
フクロウにも見送られた。
ほっとする場所で優しい味。
疲れも軽くなり、やる気が湧いてくる。
続いて出てきた若いサラリーマン。
階段を小気味いいテンポで下り、力強い足取りで歩いて行った。
なんとなく自分も脚に力が入った。