Dream - The Pied Pipers & Ernie Felice Quartet

 

 

 

 

ある方と「珍萬」で中華料理を食べながら

話は「2023ニューヨークタイムスの行くべき52選」の第2位が盛岡のこと。

どうしてだろう?

この街には盛岡冷麺、わんこそば、じゃじゃ麺のほか、ラーメンやパスタの店も多い。

角打ちのできる店もあり、暮らす人の憩いの場になっている。

最近、茣蓙九(ござく)という江戸時代からの建物の片隅に、

ワインの店「アッカトーネ539」ができ、ワインの角打ちも。

店の奥でグラスを片手に集う。

 

 

2人の好き勝手な話は続く。

盛岡の人は「あれは、どこが発祥だ」とか「これは、こういう物だ」

などということにさほどこだわらない。

美味しくてリーズナブルであれば、それでいい。

盛岡冷麺やじゃじゃ麺など、ここで生まれた味を好み、

自分のお気に入りの店がある。

 

 

盛岡に転勤で来た人に聞いた事がある。

始めの印象は、よくある地方都市。

しだいに奥の深さに惹かれるという。

江戸時代から明治、大正の建物が残り、昭和の漂う街もある。

通称桜山界隈は、じゃじゃ麺の元祖やまち中華の老舗などに加え、

若い人達が自分の感覚で店を営む。

時を重ねて自然にできた「桜山」の新旧の不思議な調和。

そんなところも魅力なのかもしれない。

 

 

 

 

この街が残っていて元気で嬉しい。

 

 

 

 

餃子がきた。

 

 

心掴まれる狐色。

焼き目はカリカリ、皮はもちもちでジューシーな餡をしっかり包む。

 

 

 

 

 

 

ザーサイつきのご飯といい匂いの焦がしネギのスープ。

これだけでも幸せ気分。

 

 

海老ニラ饅頭は、何個も食べたくなる。

 

 

一緒の方は「冷風麺」。

珍萬では年中食べられる。

 

 

箸を割り「お先に失礼しますよ、これ、金華ハムかな?」

前にオーナーに聞いた話をした。

てっきり金華ハムかと思っていたら、珍萬の特製チャーシューだったと。

麺を覆い尽くす具は、いつ見ても綺麗だ。

酸っぱさとほんのりとした甘さの喉ごし抜群のスープ。

これが細麺によく絡んで美味しいのだ。

 

 

私は、スープとライスのセットにレバーの油炒め。

 

 

たっぷりの生姜が臭みをいい匂いにする。

レバーは、ぽくぽくとして美味しい。

取り皿に少し分け、差し出すと、

「実はレバーはあまり・・・」と言いながら、ぺろりと食べてこっちを見る。

明らかに催促の目。

仕方がないので、もう少し。

 

 

 

 

満足の食事の後は「食」の話。

盛岡の菜園には中華料理店が多いことやイタリアンの話。

ある雑誌に関わる人が言っていた。

イタリアンも多くなり、焼肉と冷麺の店の数に迫る勢いらしい。

 

オーナーが来て「新年のお年玉です」

ごま団子だ!

 

 

熱々でもすぐ食べたい!

一緒の人がオーナーに尋ねた。

「どういうこだわりで調理しているのですか?」

ニコニコしながら「うちは特別なことはしてませんよ」と答える。

きっと丁寧に下ごしらえなどをしているに違いない。

珍萬ならではの味がある。

 

 

話はつきないが、そろそろ時間。

オーナーに挨拶をして店を出で解散。

 

 

街は生きている、暮らす人が造る。

思えば青森の三戸町から、武士や商人がやって来て城の普請、街づくり。

これを忘れないようにしておこう。

今でも三戸町と呼ばれる一帯がある。

そんなことを思った帰り道。

 

 

珍萬

 〒020-0022 岩手県盛岡市大通1丁目5−3

 

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