Ordinary World · Duran Duran
<音楽が流れます、音量に注意>
お昼時の盛岡八幡通りを歩く。
零度に近い朝でも陽が高くなり、
立ち止まって太陽を見る。
頬の辺りがほんわか。
澄み切った空気。
蕎麦将軍の前で、向こうから歩いて来た知り合いとばったり。
ランチの店を探して歩いていたという。
「蕎麦将軍」に誘った。
この頃、久し振りの時、じっくりメニューを見る。
Yさんは、さほど迷わずに「カレー南蛮そば」。
温まりそうだなあ~
それに美味しそう~
深い丼にそばもたっぷり。
その方は、熱々を黙々と食べ始めた。
私は、まず「牡蠣の磯辺天」。
ふんわりとした感触から中はジューシーだ。
磯辺天とは考えたものだなあ~
薄いころもの天ぷらには牡蠣の味がぎゅ~っと詰まっていた。
ここで、初めて食べた時の感動が蘇る。
「これがほんとの、かきあげだ」とダジャレったら、
向かいの人は、
「仕方ないからつき合って笑ってやる」
とニコニコ。
「肉豆腐」があったので頼んでみた。
濃いめでちょい辛の汁が軽く豆腐に染みる。
あとは「もり」。
相変わらず満足のボリューム。
そばを肉豆腐の汁にもつけて、変化を楽しんだ。
蕎麦将軍の大将は、
大沢川原、下ノ橋の近くの行列のできる老舗のそば屋「やまや」で修業。
開店してすぐ、コロナが襲ってきた。
テイクアウトや色々とメニューを工夫し続けてきた。
今や独自の味になったと思う。
いつか話していた「いつも頭の中は新メニューのことばかりなんです」。
そんな努力が結実して多くのファンの心を掴んでいる。
新そばの豊かな風味を楽しんだ。
帰ると郵便受けに今日も一通。
近頃、「喪中につき」の葉書が届く。
もう、そんな時節なんだなあ~
蕎麦将軍
岩手県盛岡市八幡町3-17