I Wish You Love - Lisa Ono
<音楽が流れます、音量に注意>
盛岡城跡公園の紅葉の落葉を見に行った。
枝の葉は残り少ない。
肌を撫でる冷たい風にはらはらと舞う。
猫も散歩。
お~凄いね~
木に登って得意げ。
さっと下り、また散歩。
紅葉の中をのんびり。
自分の庭なんだ。
公園の排水溝に潜って行った。
きっと散歩の続きなんだろう。
まるで誰かが敷き詰めた様だ。
後、数日もすれば盛岡の秋も終わる。
石垣と落ち葉。
散り際に燃えるもみじ。
名残りを惜しむ様に訪れる人も多い。
斜面が紅と黄に覆われていた。
二つの色が入りまじりオレンジに染まる。
私の生まれて中学1年まで育った家は公園の丘の中腹にあった。
すぐ後ろは斜面で、桜の名所だった。
春には満開の桜色、次は山吹の黄色が覆い尽くした。
新緑の黄緑が濃い緑に変わる。
黄や紅の紅葉は綺麗だった。
冬は裸の樹々の黒い枝先に雪が積もり墨絵の世界。
毎年繰り返す当たり前の光景だった。
あちこち転校して色んな街で暮らした。
学生時代の東京では広く整備された公園が多いと思ったもの。
今になって四季の移ろいの素晴らしさにため息が出る。
おや枯葉にうずもれる様に猫がいた。
親子だろうか?
ふかふかで心地よさそう。
こちらは黄色の絨毯。
ここにも、銀杏の黄色を背景に黒い猫。
城跡の終わりに近づく紅葉を見ていたら、
「今日は一息つく日にしよう。」と思った。
鶯宿の温泉に向かった。
偕楽園の湯に浸かり、目を閉じた。
紅や黄の中を歩く猫たちが浮かぶ。
猫たちは、寒い冬が嫌いなのかなあ~
冬には見かけなくなる。
どこでどう過ごすのだろう。
そんな事を思うのは、少しゆとりが出てきたかな?
温泉に癒され、稲荷町の「ぴょんぴょん舎」へ寄った。
ここに来ると、いつも発見がある。
今日も見つけた小さなオブジェ。
白金豚三昧ローカルセット。
脂身の美味しい花巻の白金豚。
ロース、肩ロース、カルビと味わえる嬉しいセットだ。
プルコギとキムチのキンパ。
テーブルにのった瞬間、ごま油の香り。
海苔と具とご飯のバランスがよく、
美味しい~
白金豚が焼けてきた~
熱々の豆腐チゲ。
「純豆腐(スンドゥブ)チゲ」。
メニューに書いてあった。
「豆腐の街盛岡、その美味しさは豊かな水と上質な大豆に由来」。
辛さは中辛にした。
私にはピリリとほどよい。
紅いスープに豆腐の味、豚肉の甘味が引き立つ。
仕上げはコラーゲンたっぷりの「雪濃温麺(ソルロン)麺」。
麺も美味しい。
スープとしても好きなソルロンタン。
しっかりと濃厚ながらミルキーな味。
飲み飽きないまま、空になった~
温泉で心が整い、さらに、ぴょんぴょん舎で身体が温まった。
心身ともにリフレッシュ!
ほぼ一日、ゆっくりできて良かった。
忙しく過ごしたひと月。
どこか神経が毛羽立っていた。
ちょっとした事で、眉を顰めがちの自分がいた。
やはり休養は大切だと痛感した夜。
ぴょんぴょん舎稲荷町本店
盛岡市稲荷町12-5