Stacey Kent - How insensitive
<音楽が流れます、音量に注意>
午後にメール。
急ぎ打合せをすることにした。
会って話すのが確実で早い。
近年、メールでのやりとりで行き違いも時々。
長年一緒に仕事をしてきた気心知れた人。
ご飯を食べながらにした。
別の用事を済ませると陽は傾いてきた。
盛岡はこの時節、晩秋と初冬が入り混じる。
盛岡の大通りと菜園通りの間の路地。
ひと頃より明るく見え、あちこちに人影も。
打合せは岩手公園、いや盛岡城跡公園の近くの「城華」。
つい、岩手公園と長年馴染んだ名前で呼んでしまう。
愛称として盛岡城跡公園と呼ばれるようになり、
だいぶ年月が経つというのに。
先日、ミニ同級会があった。
女子の事を名前で呼んでしまう。
今の姓を忘れている。
婿に入った男子の事も名前で呼んでいる。
呼び合ううち、高校の学び舎の教室の風景が浮かぶ。
担任の先生の当時の顔も。
気がつけば歳を重ねて未来が減った分、
想い出は厚く層をなしている。
皆で友達の庭を見て回り街を散策した。
その後、1次会で終わったが、夕方からその店にすっかり甘えて4時間近くも。
近くの交差点.で、その人とバッタリ。
並んで向かった。
入口に向かう。
小さな階段を上る。
個室の窓から人の声が漏れてくる。
淋しかった年月が続いていたので、
こんな事でもほっとする。
城華には個室と何席か、
布で仕切られたテーブルの席もある。
その日はオープンなテーブルに案内された。
メニューを見てあれもこれもと、笑いながら迷う。
まずは餃子を食べながら仕事の話。
餃子は味がついている。
焼き目のついたところはカリッとして、
反対はもっちりとした皮。
食べると中から出てくる餡のジューシーなこと。
つい、餃子の話で盛り上がる~
向かいの人は、
ご飯少なめの麻婆あんかけご飯。
自慢の自家製の豆腐は、「豆富」と書く。
大豆の味が濃く、挽肉いっぱいの餡と一体となる。
豆富が主役の城華独自の味だと思っている。
レンゲで食べながら、こっちを見た。
「うん~ま!」という顔だ。
「スープが、またいいなあ~」とご満悦。
合間に情報の交換や確認。
その上で、資料を送ってもらう事にした。
明後日にはこちらの資料を送る事で了解をもらった。
いいところで奥さんが回鍋肉を運んできた。
盛岡三元豚の紅木豚(こうぼくとん)の回鍋肉。
取り皿で分ける。
キャベツのシャキシャキ感が残り、紅木豚の脂の甘み。
本場は豆板醤などの辛味が強い味付けらしいが、
中国とは違う日本独特の甘辛で、ご飯が欲しくなる。
メニューに書いてあった「お薦めの逸品」にふさわしい~
私が頼んだ焼きそばも登場。
矢巾町産肉厚原木椎茸の焼きそば。
ちらっと見える少し焦がした麺。
たまらない~
箸で持つと細めでしんなりとしいるがコシのある麺に餡が絡んで艶々。
「さあ、食べるぞ!」
たっぷりの椎茸の香り、旨味。
数量限定だったが、食べられてよかった。
打合せもご飯もいい感じに終了。
「ゆっくりしていってくださいね」
奥さんがお茶を置いて行った。
少し甘えてひと息。
先日の同級会の話をしたら、
「半分ぐらいは、いつかも話した話題で笑うんですよね」
オチが決まって解散。
さて、家に帰って資料を纏めよう。
城華
〒020-0024 岩手県盛岡市菜園1丁目4−1
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