ジョルジュ・ムスタキ Georges Moustaki/私の孤独 Ma Solitude
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11月3日の盛岡城址公園。
ここ数年、桜の頃より晩秋に来る様になった。
祝日だけに家族連れや犬を連れ散歩の人など。
市民の憩いの場であり、観光客も足を運ぶ。
今年のサトウカエデ。
黄、橙、紅と混じり、まるで咲く様に見える。
盛岡市とビクトリア市(カナダ)の姉妹都市提携10年の記念として、
1995年に植樹。
あのカナダの国旗の模様にメープルリーフが使われている。
昨年は、もう少し赤が目立っていた。
池の鴨。
傘をさして見ていたら、
得意げに中に隠した青く、お洒落な羽を見せてくれた。
この落ち葉は桜だろうか。
散って間もない様だ。
苔むした石垣に落葉が寄り添う。
この城跡に天守閣を建てる話がある。
規模としては全国の城と比べて小さかったらしい。
時々、小雨。
落ち葉は濡れて息を吹き返したかの様だ。
紅葉も1年ごとに違う。
今年は、まだ紅に染まり切れていない葉もあれば、
黒みを帯びて散り始めた葉も。
昨年の今頃、深紅の絨毯を見た。
今年はどうだろう。
紅葉が違う様に、
見ている自分も昨年と違うのだろうか?
枝垂れ紅葉は今年は主役。
いつも周りの紅に圧倒されていた。
紅葉狩りの後は、盛岡駅に向かった。
ちょっとした用事を終えるとランチの時間。
盛岡駅の正面から開運橋の方へ歩く。
その途中の「金宝堂」は地下にある。
入り口から振り返ると、
隠れ家から外を覗いている気分。
店を出るお客さんたちとすれ違いに入った。
丁度いい具合に何席か空いていた。
金宝堂は、創業1923年。
もうすぐ100年を迎えるという。
今日のランチは焼きカレー。
10年ほど前、門司に行った。
下関に会議で泊まり、関門海峡を船で渡った。
10分もしないうちに着いた。
その時に焼きカレーを知った。
昭和30年代にある和食店が土鍋にカレーを入れ、
ドリア風にオーブンで焼いた物をメニューとした。
そんな始まりだったと聞いた。
香ばしい~
たっぷりのチーズは、とろ~り。
その下に野菜たちと黄身が隠れていた。
老舗の洋食屋だけに深いコクがある。
熱々がたまらない季節になってきた。
美味しい~
金宝堂と言えば「トンテキ」や「オムライス」が知られているが、
近頃は「焼きカレー」も人気の様だ。
斜めのテーブルの2人も食べていた。
少なめに見えたので若鶏の唐揚げも頼んだ。
ところが、焼きカレーの器は深くて食べ応え十分だった。
唐揚げは、薄いころもなのでレモンを絞ると、
中にまで届きやすい。
鶏肉の旨味が詰まっていて美味しい。
今年の紅葉もあとわずか。
しっかり見ておきたい。
「さあ、帰って仕事を片付けよう。」
そんな気になった昼下がり。
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