Too Late For Goodbyes · Julian Lennon
<音楽が流れます、音量に注意>
10月とは思えない寒さ。
まだ生々しく残るあの夏のうだる様な暑さ。
どこへ消えたのだろう。
北国の秋は短い。
片手をポケットに手を入れて歩いた。
盛岡市肴町。
アーケード街は、風もなく少し寒さが和らぐ。
明治の初期に天皇の行在所(あんざいしょ)となった賜松園(ししょうえん)。
あの頃の巡行は大変だっだに違いない。
今は石碑と庭園が残る。
そろそろランチタイム。
ホットラインの中にある㐂作(きさく)へ。
生餃子の自動販売機が置かれていた。
市内に数カ所設置されているぽんぽこ餃子だ。
㐂作のオーナー夫妻に話を聞くと、
店の餃子もぽんぽこ餃子にしたそうだ。
なるほど、それで餃子定食がある。
海老餃子とじゃじゃ麺を頼んだ。
プリプリのエビがいっぱい詰まって美味しい。
さて、久し振りのじゃじゃ麺。
唐辛子の入った紅い色の麺もあるが、
今日は白にした。
わんこそば、盛岡冷麺と並んで盛岡のソウルフード。
うどんの様な麺に甘辛味噌。
トッピングはどの店もキュウリとネギ。
皿のふちに紅生姜とすりおろしの生姜。
好みでニンニクを入れる。
これを徹底的に混ぜる。
ラー油や酢なども少々。
麺の全体が馴染むまで混ぜる。
そして食べ始める。
初めて食べた時、少し抵抗感があった。
ところが2度、3度を重ねるうちにやみつきになっていった。
若い時、二日酔い気味の日は連れ立って食べに行った。
勿論、大盛でニンニクも生姜もたっぷり入れて。
ここのじゃじゃ麺は、ミニサイズからテラまである。
今日の私は普通盛り。
食べ終わった皿に卵を落とす。
そして、またかき混ぜる。
それにお湯を入れてもらう。
卵スープの様になる。
これに味噌を入れ、かき回す。
完食して知人たちの動向をオーナーの奥さんから聞いたり、
少し世間話をしたり。
キッチンカーも持っていて、
災害の後やイベントなどにも出向いている。
心身ともに温もった。
さあ、午後のバドミントンに行こう。
両手を振って歩き出した。
なんだか今日は調子が良さそう。
じゃじゃ麺と酒の肴 㐂作
〒020-0878 岩手県盛岡市肴町6−9