Richard Gere/An officer & a gentleman/Up Where We Belong
<音楽が流れます、音量に注意>
盛岡の材木町を歩いた。
まず夕顔瀬橋に。
「夕顔瀬かっぱ」とある。
江戸時代からの街には物語も多い。
この石灯篭にも大火の後、
火災から逃れた材木町の人々の感謝の意味があるらしい。
橋の下は、人工物の迫力があるなあ~
材木町裏石組。
江戸時代から続く通称「材木町裏の石組」。
約360メートルあり、14か所に階段があった。
今も「水天門」と記された門を潜って下に下りる階段がある。
各家で護岸として造られ石の積み方や形が違い、独特の景観となっている。
全国でも珍しい。
遊歩道の傍らに花壇があり、春には色々な花に彩られる。
特に紫陽花は見事で夏は向日葵、秋は秋桜。
地元の人が手入れしている。
旭橋の方からしだいに夕顔瀬橋の方へ。
今では2百メートルを超えている。
大雨が降ると水面に隠れてしまうこともあるが、その度、掃除から始まる。
北の岩手町から盛岡を流れ、宮城県の石巻まで流れる大河北上川。
「水天門」から階段を上った。
昔は通りから岩手山が綺麗に見えたそうだ。
この街は、今も石組みに守られている。
日中は暖かいが、もう朝晩は肌寒い。
秋を向かえ、そろそろ最後の薔薇だろうか。
日影の風に揺れていた。
ゆっくり歩くと色々な物が見えてきた。
それだけでも少しワクワクしてしまう。
これからは時間を見つけて散歩しよう。
その夜は、津志田の回転鮨「清次郎」へ。
食べたい物があった。
温かく魚の身がたっぷりで食べ応えがある「あら汁」だ。
食べていると、スタッフがあちこちに運ぶ。
やはり人気だ。
あっ、またテーブル席に4杯。
大好きなイカ。
どうして好きになったのだろう。
自分でも分からない。
戻り鰹の季節。
また美味しくなる頃だ。
自家製のかんぴょう巻。
パリッとした漆黒の海苔に巻かれたシャリと軸にかんぴょう。
甘すぎずいい具合の歯ごたえ。
あっという間に完食。
鯵も新鮮。
豪華に帆立も頼んだ。
歯がす~っと入り、この甘味、幸せだぁ~
鰹の薬膳巻。
茗荷や大葉を巻いていた。
爽やかな巻物だ。
ヤリイカのゲソ。
コリコリの食感がたまらない。
そしてほどよい甘み。
ふた皿食べる事もある。
好きな物を好きなだけ食べ大満足。
近頃、黄金の皿が少なく、巻物やあら汁、ゲソなどが多い。
安くて美味しい。
辺りを見回すと、マグロの中トロ、いくらやウニと豪華だ。
高層マンションの様に皿を重ねる若者達もいた。
帰り道に見つけた朝顔?
街灯の下で咲いていた。
冷たい空気にさらされ、儚げに見えた。
この間、ある人が言っていた。
花の散り際は次への準備、樹々も葉を落とした時がスタートだと。
回転鮨清次郎 盛岡津志田本店
〒020-0837 岩手県盛岡市津志田町2-1-60