Olivia Newton-John – Magic
<音楽が流れます、音量に注意>
「8月のある日の鳥越の滝」
雫石町の滝ノ上温泉へ。
鳥越の滝を見て今日は毎月のように来る滝観荘(りゅうかんそう)を通り過ぎ奥へ。
目的は川向にある「滝ノ上地熱バイナリー発電所」と復元された「滝峡荘の風呂」。
「従来の地熱発電では活用できなかった再生可能エネルギーである低温の蒸気や温泉廃熱で発電する設備。滝ノ上温泉で豊富に湧出する温泉の余熱を利用した二酸化炭素を生じさせない自然エネルギー利用の発電所」とある。
脈々と湧き続ける温泉の余熱での発電の様だ。
中は外から見たより窓が大きく、
木の温もりが溢れるロビー。
オーナーから話を聞いた。
滝観荘を建設し、温泉を復活。
訪れる人も少なくなっていたが回復の兆し。
今度出来たのは、発電所と復元された滝峡荘の風呂。
晴れて二つの湯が完成し、
「滝ノ上温泉郷」と呼べるようになったと静かな口調で話すオーナー。
顔がほころんでいた。
この事業は環境学習の場ともなり、地域の再生を目指すもの。
地熱開発の「優良事例」として環境省からの認可がおりた画期的な事業。
環境省・経済産業省・林野庁と、岩手県・雫石町の各行政機関への許可申請には書類の準備や申請などに多くの時間を費やしたそうだ。
本格的に発電が始まると、発電出力は約650kW。
一般家庭約1,100世帯分の電力に相当する。
地熱発電は、天候などに左右されず安定した発電が可能。
売電で得た収益は、温泉施設のリニューアルや観光地としての整備に充てる。
最終的には、昔の様に賑わう滝ノ上温泉郷の再生を目指す。
話を聞くほどにワクワクしてくる。
さて、入浴料を払って別棟のお風呂へ。
復元された「滝峡荘」の風呂。
檜の香りに包まれる。
滝観荘のお風呂はやわらかいが、こっちは身体の芯に染みてくる感じ。
四肢を伸ばして「あ~」と声が出る。
なんと心地良いのだろう~
滝ノ上温泉郷は、これからも目が離せない。
感動という土産を抱えて盛岡の街に帰ってきた。
気がつけば腹ペコ。
今宵はモスビル前である方と待合せ。
近くのビルの地下にある「しょうが焼きや」さんへ。
ここの空間には蝶、トンボにカタツムリがいる。
自分的「盛岡百景」に入る場所。
ベンチの傍らにホオズキ。
一緒の方はトマトとバルサミコ酢のソースのしょうが焼き。
美味しそう!
「後味さっぱりで、ご飯がすすむなあ~」とニンマリ。
小鉢も彩り豊か。
名物の丼ぶりいっぱいに瑞々しい野菜。
自分へのご褒美に「厚切りロースポークソテー」。
ぶ厚いロースのポークソテーは、お客さんのリクエストから生まれたそうだ。
その方に感謝。
炒めた玉ねぎが大きな肉を覆い隠す。
ケチャップを使ったソースが食欲をそそる。
満足のボリューム!
いい食感と肉の旨味に心も溶けていく~
ポークの美味しさを堪能。
ガスで炊くご飯。
米が立つ。
味噌汁も好きな味。
〆はコーヒーゼリー。
今日は感動と満足で、充実の一日。
こんな日は早く寝るのが勿体ない。
「何をしようかな?」と思う帰り道。
滝観荘
〒020-0584 岩手県岩手郡雫石町西根159−311
しょうが焼きや
〒020-0024 Iwate盛岡市盛岡市菜園2-5-20メルヘンハウスB-C
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