Answer Me (Live from Budapest) · Keith Jarrett
<音楽が流れます、音量に注意>
7月下旬から8月にかけて花巻の東和、
土澤商店街に出かけている。
花巻のまち散歩マガジン「マチココ」32号の取材。
31号からリニューアル版。
ここ3年ほど少しだけ手伝っている。
その日、まずまずの天気。
盛岡から国道4号線の東の道を南へ。
信号が少ない道を走る。
田圃は抹茶色。
その日も土沢商店街を歩いた。
心和らぐ街並。
暮らす人々は、
自然に訪れる人を包み込む。
色々な場所で取材。
短い商店街だが、仕事が予定どおり進まない。
店に入ると話が弾む。
スタッフは、驚いたり、笑ったりと、
頷くことが多い。
昔は遠野、花巻、大迫や北上などと
繋がる宿場町だったらしい。
人と物との交流の地。
暮らす人は、
初めてでも自然に受け入れてくれる。
「にっち」という雑貨屋さんに入った。
店の人と盛り上がっていると、
少しだけだがパンが置いてある。
近づくと大好きな「ルーツ」のしっかりとしたパン!
食パンもあった。
なかなか予約しないと手に入らない。
取材中ながら財布を出した。
一緒に回る編集長も手を伸ばす。
2人が買って残りは僅か。
その日の仕事は早めに終わり、
盛岡へ帰った。
駐車場に停めるとパンを出してみた。
ルーツは小さなパン屋さん。
花巻市の石鳥谷にある。
田園に囲まれた小さな住宅街の一角。
早く行かないとパンを選べない。
<2021年に撮影>
箱に二つほどの小さな産直もある。
いつも野菜も買う。
<2021年に撮影>
<2021年に撮影>
<2021年に撮影>
美味しそうだ。
もちもちとして食べ応えがありそうだ。
端っこを摘まんだ。
小麦の風味がして噛むうちにほんのり甘い。
もっとと胃が騒ぐ。
もう一つは「胡桃の底力」
たっぷりの大粒の胡桃。
このパンが好きな私にはたまらない。
これも少し摘まんだ。
自然な小麦と胡桃の食感。
もっと食べたい衝動を抑え、
包みなおして車を降りた。
まさか土沢商店街で買えるとは思いもしなかった。
何度も通ったが、何とも形容のしがたい魅力のある街。
惹きつけられるのは、昭和が漂うことだけではない。
暮らす人の底力も透けて見えた。
そんな空気感を伝えようと現在、編集中。
出来上がりが楽しみなのです。
31号は、花巻で宮沢賢治の世界を辿る街中散歩です。
マチココリニューアル版は、
盛岡市東山堂書店(本店、都南店、北上店)さわや書店、ジュンク堂盛岡店。
花巻では、マルカンビル1階、茶寮かだん、風人堂など。
ネット販売は、岩手 イーハトーブ書店