Danny Boy - Ella Roberts
<音楽が流れます、音量に注意>
疲れた時、思い出すご飯。
盛岡の運動公園の向かいにひっそり佇む「旬の拵(こしら)へ、こくう」。
暖簾を潜れば、足取りもゆっくりと。
一度聞いたら忘れられない名前。
由来は、二十四節気の一つの「穀雨」。
「芽吹きに降りそそぐ、やわらかな春雨。
自然の恵みと実りに感謝して、心を込めて拵えます。」
と店主の言葉。
テーブルを彩る「本日の夕ご飯」。
重そうなお膳を置きながら、
「久し振りですね」と店主。
思えば、ほぼ1年ぶり。
もう数年前の事だが、
初めて来た時は酔っぱらっていたと、
いつも言われる。
野菜サラダから、トウモロコシ入りのグラタンやほや酢まで。
いつも食べきれるだろうか、と思ってしまう。
一つひとつ丁寧に調理。
バランスのいい夕飯。
グラタンは、トウモロコシの甘みを楽しんだ。
とても美味しかった
しかし、十数分もしないうちに完食。
満足して椅子にもたれていた。
奥に皿を運ぶ店主。
通りがかりにいい匂い。
「お待たせしました、トウモロコシのかき揚げです」
3人のテーブルが華やぐ。
覗き込んでしまう。
みんな頷きあって食べている。
会計しようと立ち上がって気がついた。
椅子の座板のデザイン。
今まで気がつかなかった。
疲れも癒され、「もうひと仕事しよう」。
そんな気になる「こくうのご飯」。
◆旬の拵へ こくう◆
盛岡市みたけ3丁目33-31