The Beatles - Here Comes The Sun (2019 Mix)
<音楽が流れます、音量に注意>
国道4号線を北上。
奥中山の辺りで車の窓を開けた。
高原の風。
峠を下り、一戸の街を左に見て走る。
頭の中の地図上では一直線に北へ。
今度は二戸の街並が右側に広がる。
どの街もバイパス。
青森県に入り、三戸町から八戸方面へ。
隣にある南部町。
2度目なのですいすい。
目指してやって来た週末だけの「きたむら茶屋」。
古民家をそのまま活かしてカフェになっている。
きたむら茶屋を取り仕切るのは栗谷川さん。
地域の人のコミュニティの場であり、
起業家の支援など色々な事をしている。
涼風に揺れる、たまらなく好きな貼り紙。
みんなゆったり。
まずは、殿さまあんぱんと自然乾燥させた甘い玉ねぎを買う。
ざるに積んでレジに置いた。
皮が薄く、餡がたっぷり。
手にとるとずしりと重い。
粒餡、こし餡のほか、色々な餡子が入っている。
鶏ガラと煮ぼしの出汁のそばもある。
「鶏にぼしきつねそば」を頼んだ。
きつねそばには、
玉ねぎや海苔、ネギがのり、てっぺんに地元名産の菊。
出汁のきいた汁。
鶏ガラと煮ぼしのバランスがいい。
初めて来た時、「南蛮味噌のっけご飯」があった。
その日、メニューには載っていなかった。
でも、ねだってみたくなった。
栗谷川さんに「ご飯を少しだけ、いいですか」と言った。
にこっと笑って「了解、ニンニクは大丈夫?」
「はい!」と元気に答えた。
ほどなく、「おろしにんにくみそ」をのせたご飯が出てきた。
ごはんにたっぷりのおかか。
その上に、にんにくみそ。
これがそばの汁とあい、とても美味しい。
小さな天かすも入っていて、食感も楽しい。
彼女は三戸町の議員でもある。
まだ三度しか会っていないのに、
つきあいの長い人の様に錯覚してしまう。
今日の珈琲のサントスを飲みながら、少し話した。
始めて三戸、南部町に来たのは2年ほど前。
一戸、二戸を通りとを抜け、三戸町を経由して南部町。
歴史を辿れば南部家は南部町から、
三戸に堅固な城を築いた。
後に一時期、九戸城、そして盛岡に居城を構えた。
いつも長い歴史の道筋を一気に遡って来た気になる。
帰りがけ、道路を挟んで向かいにあるギャラリーを見ていってと言う。
今度はゆっくり三戸の町を案内してもらう約束をして、
きたむら茶屋を後にした。
<三戸町のHPより抜粋>
伝承では、1539年(天文8)南部晴政の代に、
居城としていた本三戸城(南部町聖寿寺館跡)が
家臣の放火により焼失し、
その後に三戸に城が築かれたとされている。
1590年(天正18)南部信直の代に、
「豊臣秀吉朱印状」によって三戸城が、
三戸南部氏の居城となった。
1633年(寛永10)、盛岡城が完成し、
三戸城は居城としての役目を終え以降は城代が置かれた。
盛岡で、この歴史をあまり聞いた事がない。
「もっと三戸などと盛岡の結びつきがあってもいいのでは?」。
※営業日は週末です、ご確認ください。
きたむら茶屋&殿さまあんぱん
〒039-0815 青森県三戸郡南部町福田間ノ原43